PowerPoint で用意された「図形」の中にない、たとえば「水滴」は作成できますか?
取り急ぎ「円」と「ハート」を重ねて「図形の結合」の「接合」でそれらしい「水滴」を合成できます。
PowerPoint で用意されている「図形」は「線」「四角形」「基本図形」から「ブロック矢印」「数字図形」「フローチャート」「星とリボン」「吹き出し」まで、かなり幅広く用意されています。
「図形」一覧の左下部分をドラッグすると上図のように表示画面を広げることができます。
それでも、簡単なのに用意されていない図形もあり、たとえば「水滴」もそのひとつです。
どんな「水滴」にするかにもよりますが、エイヤでいいのであれば「円」と「ハート」を「接合」して作成できます。
具体的には、まずは「水滴」の大きさの基準となる「円」を作成します。
よく知られているように「Shift」キーを押しながら対角線を描くようにして「楕円」を「挿入」することで「正円」のまま拡大縮小できます。
次に「ハート」を挿入して、「ハート」の横幅が先ほどの「円」の直径に合うようにサイズや形状を調整します。
そして「ハート」を回転して「円」と滑らかにつながるように重ね、合わせて「水滴」に見えるように形状を調整します。
その状態で「円」と「ハート」を同時に選択して、「図形の書式」タブで切り替えたリボンの「図形の挿入」グループにある「図形の結合」を選択して現れるメニューから「接合」を選択します。
これで「円」と「ハート」が一体化して「水滴」らしい図形の完成です。
「図形の塗りつぶし」で「水滴」全体の色を変えることもできますし「グラデーション」でより水滴っぽく見せることもできます。
◆◇◆
もちろん「水滴 フリー素材」などで検索すれば自由に利用できる画像を見つけることもできますが、PowerPoint で扱いやすいのは PowerPoint で作った図形ですし、自作すれば著作権なども気にしないで使えるので気楽です。
ほかにも「小波」を使って
複数、つながるように並べて
「接合」することで簡易的な「波線」を合成すれば
長いメニューの途中を波線で切り離して省略したように作図するときなどにも利用できます。
複数の図形の組合せを工夫すれば無限に新しい「図形」を合成可能です。
PowerPoint がお使いのパソコンに入っていたら試してみてください。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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