Altキーを使う定番キーボードショートカットまとめと一覧表

質問Altキーを使った定番キーボードショートカット(ショートカットキー)を教えてください。

回答以前に紹介したものを含めて「おさらい」していきましょう。

ほかにもキー別、アプリ別に解説しています。

まとめ Ctrl+  Alt+  Windows+  Fキー 
 ブラウザー  Excel  Word  PowerPoint 

そして「総合一覧表」も作成しました。

(最終更新日:2023年11月16日

「Altキー」の使い方と、その「キーボードショートカット(ショートカットキー)」について記事を書いたのは 2015年のことです。

また「Altキー」が大きな役目を果たす「アクセスキー」「キーヒント」についても、一緒に頭に入れておくと覚えやすいでしょう。

ということで、これらの記事を併せて「おさらい」していきます。

 

まず「Altキー」の定義は以下の通り。

  • 「Alt(オルト)」キーとは Windowsパソコンのキーボードで「Alt」と印字されているキーで、主に選択や切替操作に使われ、他のキーと組み合わせて様々な操作ができる「ショートカットキー」にも使用されます。

「Alt」は「Alternate(オルタネート)」の略で「交互に」などの意味があり、この「Altキー」を押すたびにアプリケーションの表示や選択状態が「交互に」切り替わる場合もあります。

その典型的な例が「アクセスキー」「キーヒント(KeyTips)」であり、 Officeアプリでは「Altキー」を押すとリボン上に小さな表示が現れ、「Altキー」と一緒に押すべきキー(キーヒント)を教えてくれます。

  • Alt(または F10) 「リボン」のタブに「キーヒント」が出現
    qa230621-02.png
    ※ Officeアプリ以外にも「メモ帳」や「ペイント」でも表示されます。

Officeアプリで「Altキー」を押してリボンに「キーヒント」が現れるキーボードショートカットで共通して使えるものは

  • Alt + F 「ファイル」タブ選択 =「Backstage」画面が開く
    • Alt + F + T 「オプション」画面を開く
  • Alt + H 「ホーム」タブ選択
  • Alt + N 「挿入」タブ選択
     
  • Alt + R 「校閲(Review)」タブ選択
  • Alt + W 「表示」タブ選択
  • Alt + Q 「検索アシスト」を選択

などがあります。

特に「ファイル」「ホーム」「挿入」タブはよく使うタブなので覚えておくと便利ですし、「F(File)」や「H(Home)」はタブ名の頭文字を使うので忘れることもないでしょう。

qa230405-10.png

さらに選択された「タブ」の「リボン」に新たに「キーヒント」が現れ、そのキー入力で該当「コマンド」を実行可能になりますが、その組合せは多すぎるので覚えるよりも「キーヒント」表示させた方が早いです。

qa230621-03.png

それでも「Alt + F」で「キーヒント」が表示された状態の「Backstage」画面で「T」キーを押すと「オプション」画面が開くのは便利です。

私は「Alt + F + T」の「T」は「オプション」の英語「Op T ion」に含まれている、と強引に覚えています。

 

ほかにも「Altキー」を押すことで主要ブラウザー(Chrome や Edge)では「設定」アイコンにフォーカスを当てることができます。

フォーカスが当たった状態で「下矢印キー」を押せば「設定」メニューが現れます。

qa220330-04.png

「設定」メニューは「Alt + F」または「Alt + E」でも表示できます。

  • Alt + F | Alt + E 「設定」メニューを開く

もし「F」か「E」か忘れても「Altキー」さえ覚えていれば大丈夫です。


◆◇◆

ほかにも「Altキー」を含むキーボードショートカットで有名で便利なものがあるので、ざっと紹介していきます。

ほとんどのアプリで使える強力なキーボードショートカットが

  • Alt + F4
    アクティブな項目/ウインドウを閉じる
    またはアクティブなアプリを終了する
    デスクトップならシャットダウン画面が開く

です。かなり強制的に閉じるので、便利ですが注意が必要です。

Officeアプリで覚えておきたいのは「Altキー」の使い方は、すでに紹介したタブやコマンドの選択や「キーヒント」の表示以外には「Excel」の   

  • Alt + Enter セル内で改行
  • Alt + 等号 「オートSUM」関数を挿入

などがあります。これらはよく使う人だけ覚えておけばいいでしょう。

ブラウザーで便利なのが

  •  Alt + D アドレスバーにフォーカスを当てる

です。さらに「Altキー」を押したまま続いて「Enter」キーを押すと

  • Alt + D + Enter アドレスバーのアドレスでタブを複製

という応用操作もできます。

またブラウザーの「戻る」「進む」「ホームを開く」操作も有名です。

  • Alt + Home ホームページを現在のタブで開く
  • Alt + 左矢印 戻る
  • Alt + 右矢印 進む

ブラウザーの各種バーにフォーカスを当てるときにも使えます。

  • Alt + Shift + B 「ブックマークバー」の左端にフォーカス
  • Alt + Shift + T 「ツールバー」の左端にフォーカス

 

以下に一覧表としてまとめました。頭文字を使ったショートカットキーには「元の英単語の表記」と「頭文字の赤字表示」をしています。

 
◎「Alt」キーを使うキーボードショートカット一覧表

まとめ Ctrl+  Alt+  Windows+  Fキー 
 ブラウザー  Excel  Word  PowerPoint 

▲ 記事トップの解説に戻る ▲

操作赤字英単語の頭文字 ショートカットキー
◎多くのアプリに共通
アプリごとに特定の項目にフォーカス
※ 特に反応のないアプリもあり。
Alt | F10
ウインドウ あるいは アプリを閉じる
デスクトップならシャットダウン画面が開く
Alt + F4
 
◎Officeアプリで共通のリボン操作
「リボン」のタブに「キーヒント」を表示/解除
同時に「現在のタブ」にフォーカス/解除
Alt | F10
 
「ファイル(File)」タブ選択 
※「Backstage」画面が開く 
Alt + F
オプション(OpTion)」画面を開く Alt + F + T
「ホーム(Home)」タブ選択  Alt + H
「挿入(INsert)」タブ選択  Alt + N
 
校閲Review)」タブ選択  Alt + R
「表示」タブ選択  Alt + W
「検索アシスト」を選択  Alt + Q
 
◇「Office のメニューキー シーケンス」を使用
以前のバージョンの「全画面表示(Full)」 Alt + V + U
「ズーム(Zoom)」画面をポップアップ Alt + V + Z
「オプション(Option)」画面を開く Alt + T + O
 
◎エクセルで使用
セル内で改行 Alt + Enter
オートSUM」関数を挿入 Alt + 等号(=)
 
◎ブラウザーで使用
「設定」ボタンにフォーカス Alt | F10
「設定」メニューを表示 Alt + E | Alt + F
「設定」画面を開く Alt + E, G | Alt + F, G
 
アドレスバー」の入力ボックスを選択 Alt + D|Ctrl + L
アドレスバー」のアドレスでタブを複製  Alt + D + Enter
 
ホームページを現在のタブで開く Alt + Home
戻る Alt + 左矢印
進む Alt + 右矢印
 
「ブックマークバー」の左端にフォーカス Alt + Shift + B
「ツールバー」の左端にフォーカス Alt + Shift + T

▲ 記事トップの解説に戻る ▲

まとめ Ctrl+  Alt+  Windows+  Fキー 
 ブラウザー  Excel  Word  PowerPoint 

 

理解を深めるための「パソコン用語解説

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコントラブルQ&A」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「ショートカットキー」のQ&A

 

同じカテゴリー「ショートカットキー」の用語解説

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

年別Q&A (1159 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコントラブルQ&A」ではトラブル解決のヒントなども紹介していますが、解決をお約束するものではありません。 トラブルの深刻度やご利用のパソコン環境によっては効果がなかったり、ほかのトラブルを誘発する場合もあります。そのため、作業前に大切なデータは、ご自身で必ずバックアップをおこなってください。

本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。