ブラウザーの「タブ」にフォーカスを当てることができますか?
「F6」キーを使うと可能ですが、注意点があります。
ブラウザーを操作するキーボードショートカットをまとめています。
その中で「アドレスバー」の入力ボックスを選択するキーとして
- Chrome F6
- Edge F4
を紹介しています。
正確には「F6」キーは「Chrome の公式ヘルプ」によると
- フォーカスのないダイアログ(表示されている場合)とすべてのツールバーにフォーカスを切り替える
と紹介されています。
つまり Chrome 使用中に「F6」キーを押すと最初は「アドレスバー」にフォーカスが移動しますが、「F6」キーを押すたびにジャンプして
「Webページ」→「アドレスバー」→「タブバー」→「ブックマークバー」
という順でフォーカスが巡回移動することになっています。
ところが「F6」キーで「Webページ」から「アドレスバー」にフォーカスが移動し、アドレスが選択された状態で
再度「F6」キーを押しても、『IME の入力モードが「ひらがな」』の場合は「アドレスバー」で選択されたアドレスが全角に変換されてしまうことがあります。
この状態のままだと次に何度「F6」キーを押しても「タブバー」にフォーカスは移動しません。
もちろん IME の入力モードを「半角英数字」にしておけば「アドレスバー」の次は「タブバー」「ブックマークバー」とフォーカスが移動します。
ですが、フォーカスの移動のために IME の入力モードを「ひらがな」から「半角英数字」に切り替えるのは面倒すぎます。
そこで IME の入力モードが「ひらがな」でも「半角英数字」でも関係なく Chrome で「タブバー」にフォーカスを移動できるキー操作が
Shift + F6
となります。「Shift」キーを付けることで切り替わるのが
「Webページ」→「ブックマークバー」→「タブバー」→「アドレスバー」
と逆順になるので「アドレスバー」を経由しなくても「タブバー」に移動できます。
さらに「Shift」キーを付けた「Shift + F6」なら「アドレスバー」で選択したアドレスの文字列が全角変換されることもありません。
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「タブ」にフォーカスが当たれば、あとは左右の矢印キーで「タブ」や、「タブ」の「閉じる」ボタンにフォーカスを順に移動できます。
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「タブ」にフォーカスが当たった状態で「Enter」キーを押すと、その「タブ」が選択され、「閉じる」ボタンにフォーカスが当たった状態で「Enter」キーを押すと、その「タブ」が閉じます。
右端の「新しいタブ」にフォーカスが当たった状態で「Enter」キーを押すと新しいタブが開きます。
ちなみに Microsoft Edge では「F6」でフォーカスが移動するツールバーの順が Chrome とは違って、以下の順になります。
「Webページ」→「タブバー」→「アドレスバー」→「ブックマークバー」
つまり Edge なら「Shift」キーを付けなくても「F6」を押せば、最初に「タブバー」にフォーカスが移動します。
そして Edge では「アドレスバー」にフォーカスを当てるキーに「F4」も用意されています。
ぜひ Chrome も一発で「タブバー」にフォーカスを当てるキーボードショートカットを用意して欲しいです。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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