ワード(Word)のキーボードショートカットまとめと一覧表

質問ワードを使用中にキー操作で作業を楽にできる方法がありますか?

回答キーボードショートカット(ショートカットキー)を 4つに分類してまとめて紹介します。

ほかにもキー別、アプリ別に解説しています。

まとめ Ctrl+  Alt+  Windows+  Fキー 
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そして「総合一覧表」もあります。

(最終更新日:2023年11月16日

Microsoft Word のキーボードショートカット(ショートカットキー)をまとめた記事を書いたのは 13年前の 2010年のことです。

いまでもワードの「ショートカットキー」の多くは同じですが、新たに「リボン」に関するものも追加してまとめてみましょう。

まずは Microsoft サポート公式の一覧表はこちらにあります。

ですが数が多いので、今回も大きく4つに分類してみました。

  1. リボン
  2. 移動
  3. 文書編集
  4. その他

すべてではありません。代表的なもの、便利なものを選んで紹介します。

◎1.「リボン」の操作(マウスを使わない方法)

  • Alt または F10
    • 「リボン」のタブに「キーヒント」が出現します。
      qa230719-02.png
    • 「キーヒント」のキーを入力することで「タブ」を選択できます。
      「挿入」タブなら「N」です。
    • 選択された「タブ」の「リボン」に新たに「キーヒント」が現れ、そのキー入力で該当「コマンド」を実行可能。
      qa230719-03.png
    • Alt キーで「タブ」が選択された状態なら「左右の矢印キー」で「タブ」の選択を移動させてリボンの切り替え可能。
    • 「タブ」が選択された状態で「下矢印キー」で「リボン」にフォーカスが移動。
    • その状態で「矢印キー」や「Tab」キーでコマンドを選択でき、「Enter」キーあるいは「Space」キーで実行。
      qa230719-04.png

「Alt」キーを押すと「キーヒント」で表示されるので覚える必要はありませんが、以下の組み合わせで各「タブ」は選択できます。

  • Alt + F 「ファイル(File)」タブ選択 =「Backstage」画面が開く
    • Alt + F + T 「オプション(OpTion)」画面を開く
  • Alt + H 「ホーム(Home)」タブ選択
  • Alt + N 「挿入(INsert)」タブ選択
  • Alt + JI 「描画」タブ選択
  • Alt + G 「デザイン」タブ選択
  • Alt + P 「(ージ)レイアウト」タブ選択
  • Alt + S 「参考資料」タブ選択
  • Alt + M 「差し込み文書」タブ選択
  • Alt + R 「校閲(Review)」タブ選択
  • Alt + W 「(ィンドウ)表示」タブ選択
  • Alt + Y1 「ヘルプ」タブ選択
  • Alt + Q 「検索アシスト」を選択

「Alt + F」と「Alt + H」は使用頻度も高く、頭文字で覚えられ、Office共通なので覚えておくといいでしょう。

さらに「Alt + F」で「キーヒント」が表示された状態の「Backstage」画面で「T」キーを押すと「オプション」画面が開きます。

「Alt + F + T」で覚えておいてもいいでしょう。「T」は「Op ion」に含まれていると強引に覚えてもいいかも。

 

ほかにも「リボン」の表示関連で以下のショートカットキーがあります。

以前のバージョンの「全画面表示」をキー操作で実行するには「Office のメニューキー シーケンス」が使えます。

「全画面表示」を呼び出す場合は

  • Alt + V + U

が使えます。「V」は「表示View)」の頭文字で、「U」は「全画面(Full screen)」の一部、つまり「Full」の「U」だと覚えれば忘れにくいでしょう。

同様に「Office のメニューキー シーケンス」を使って「オプション」画面を開くこともできます。

  • Alt + T + O

T」は「ツールTool)」の頭文字、「O」は「オプションOption)」の頭文字で「アクセスキー シーケンス(Alt + F + T)」より覚えやすいです。

 

◎2.「印刷レイアウト」でのドキュメント内の移動

  • Ctrl + PageUp  前ページの先頭へ
  • Ctrl + PageDown 次ページの先頭へ
  • Ctrl + Home ドキュメントの先頭へ
  • Ctrl + End  ドキュメントの末尾へ
  • Home 行の先頭へ
  • End  行の末尾へ
  • F5 または Ctrl + G
    「検索と置換」画面を開いて「ジャンプ」タブ画面を表示
    qa230719-05.png
    → 希望のページ数を入力し「Enter」キーで移動できます。
    ※画面下のステイタスバーで「ページ」表示をクリックすると「ナビゲーション」画面が開いて「ページ」移動できます。
    qa230719-06.png
  • Shift + F5 直前の編集位置に移動  

◎3.文書編集

◇「フォント」全般の設定変更

  • Ctrl + Shift + F または Ctrl + D 「フォント」設定画面を開く
    「Font」の頭文字を使う「Ctrl + Shift + F」のほうが覚えやすいかも。

◇「文字」の修飾切り替え操作

  • Ctrl + B 太字 「Bold(ボールド体)」の頭文字「B」
  • Ctrl + I 斜体 「Italic(イタリック)」の頭文字「I」
  • Ctrl + U 下線 「Underline」の頭文字「U」
    修飾したい文字列を選択した状態で、これらのキー操作をします。すでに修飾済みの文字列の場合、同じ修飾なら解除になります。
    qa230719-07.png

◇フォントサイズの変更

  • Ctrl + < フォントサイズを1ランク縮小
  • Ctrl + > フォントサイズを1ランク拡大

正確にいえば「<」キーは、「Shift」を押しながら「,(カンマ)」キー、「>」キーは、「Shift」を押しながら「.(ピリオド)」キーということですが「<」「>」のほうが覚えやすいでしょう。

さらに、細かくサイズ調整をしたい場合は「1ポイント(1pt)」ずつの拡大縮小も以下のキー操作で可能です。

  • Ctrl + [ フォントサイズの1ポイント縮小
  • Ctrl + ] フォントサイズの1ポイント拡大

「 < 」と「 > 」、また「 [ 」と「 ] 」はどちらが縮小か拡大か迷いやすいので、とりあえずこのペアを覚えておいて「Ctrl」キーを押したまま、両方のキーを交互で押してみれば確認できます。

◇段落の揃え方を指定

  • Ctrl + R 右揃え  「Right(右)」の頭文字「R」
  • Ctrl + E 中央揃え 「Center(中央)」の二文字目
  • Ctrl + L 左揃え  「Left(左)」の頭文字「L」

◇改行と段落分け、改ページ

  • Enter     文章の末尾で段落を分けたいとき。
  • Shift + Enter 文章の末尾で改行を行ないたいとき。

たとえば箇条書きをしているときに2行にしたい場合には「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを押せば同じ項のままで改行となり、次の項には移りません。

  • Ctrl + Enter 改ページ

◎4.その他の便利なキー操作

  • Ctrl + Z 直前の操作を「元に戻す」
    → この操作が指に馴染んでいれば、ちょっとキー操作をミスしても、すぐに元に戻せるから安心です。
  • Ctrl + Y 可能なら直前の操作を「やり直す」
     
  • Ctrl + F 「ナビゲーション」ウィンドウを表示
    ※ ドキュメント コンテンツ内を検索
  • Ctrl + G 「検索と置換」の「ジャンプ」タブ画面を開く
  • Ctrl + H 「検索と置換」の「置換」タブ画面を開く
     
  • Ctrl + Alt + Space 音声読み上げ
     
  • Ctrl + N 新規ファイルを開く
  • Ctrl + F12 または Ctrl + O
    「ファイルを開く」画面を開く
     
  • Ctrl + S 上書き保存
  • F12  「名前を付けて保存」画面を開く
     
  • Ctrl + W ファイルを閉じる
  • Alt + F4 ウィンドウを閉じる


◆◇◆

ほかにも、たとえば「アウトライン表示」を多用する人には、その操作に便利なショートカットキーもありますが、その場合はやはり「ヘルプ」などを参考に自分が必要なものだけを覚えるといいでしょう。

あまり使わない、たまにしか使わないショートカットキーは覚えても忘れてしまいますし、そんなときは「リボン」を使って操作したほうが早いので無理に覚える必要はありません。

それでもワードでは何回も同じ操作をする場面があり、さらに文書作成入力作業にはキーボードの利用が中心なので、そういう作業中に便利と実感できるショートカットキーだけ、身に付ければ十分でしょう。

 

以下に一覧表としてまとめました。頭文字を使ったショートカットキーには「元の英単語の表記」と「頭文字の赤字表示」をしています。

 
◎「Word」キーボードショートカット一覧表

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操作赤字英単語の頭文字 ショートカット
1.「リボン」操作(マウスを使わない方法)
「リボン」のタブに「キーヒント」を表示/解除
同時に「現在のタブ」にフォーカス/解除
Alt | F10
 
「ファイル(File)」タブ選択 
※「Backstage」画面が開く 
Alt + F
オプション(OpTion)」画面を開く Alt + F + T
「ホーム(Home)」タブ選択  Alt + H
「挿入(INsert)」タブ選択  Alt + N
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「描画」タブ選択  Alt + JI
「デザイン」タブ選択  Alt + G
「(ージ)レイアウト」タブ選択  Alt + P
「参考資料」タブ選択  Alt + S
「数式」タブ選択  Alt + M
校閲Review)」タブ選択  Alt + R
「(ィンドウ)表示」タブ選択  Alt + W
「ヘルプ」タブ選択  Alt + Y1
「検索アシスト」を選択  Alt + Q
 
リボンを折りたたむ/展開する Ctrl + F1
リボンの非表示/表示
※「全画面表示モード」と同じ
Ctrl + Shift + F1
 
◇「Office のメニューキー シーケンス」を使用
以前のバージョンの「全画面表示(Full)」 Alt + V + U
「オプション(Option)」画面を開く Alt + T + O
 
2.「移動」操作(「印刷レイアウト」のドキュメント内)
前ページの先頭へ Ctrl + PgUp
次ページの先頭へ Ctrl + PgDown
 
ドキュメントの先頭へ Ctrl + Home
ドキュメントの末尾へ Ctrl + End
行の先頭へ Home
行の末尾へ End
 
「検索と置換」の「ジャンプ」タブ画面を表示 F5|Ctrl + G
直前の編集位置に移動  Shift + F5
 
3.文書編集
「フォント」設定画面を開く(Font) Ctrl + Shift + F|Ctrl + D
 
太字(Bold Ctrl+ B
斜体(Italic Ctrl + I
下線(Underline Ctrl + U
 
フォントサイズを1ランク縮小 Ctrl + <
フォントサイズを1ランク拡大 Ctrl + >
フォントサイズの1ポイント縮小 Ctrl + [
フォントサイズの1ポイント拡大 Ctr + ]
 
右揃え(Right) Ctrl + R
中央揃え(CEnter) Ctrl + E
左揃え(Left) Ctrl + L
両端揃え Ctrl + J
均等割り付け Ctrl + Shift + J
 
文章の末尾で段落分け Enter
文章の末尾で改行 Shift + Enter
改ページ Ctrl + Enter
 
4.その他の便利なキー操作
直前の操作を「元に戻す」 Ctrl + Z
可能なら直前の操作を「やり直す」 Ctrl + Y
 
「ナビゲーション」ウィンドウの表示/検索 Ctrl + F
「検索と置換」の「ジャンプ」タブ画面を開く Ctrl + G
「検索と置換」の「置換」タブ画面を開く Ctrl + H
 
音声読み上げ Ctrl + Alt + Space
 
新規ファイルを開く(New) Ctrl + N
「ファイルを開く」画面を開く(Open) Ctrl + F12|Ctrl + O
 
上書き保存(Save) Ctrl + S
名前を付けて保存」画面を開く F12
 
ファイルを閉じる Ctrl + W
ウィンドウを閉じる Alt + F4

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