「ファンクションキー（Fキー）」を使うキーボードショートカット

• 「Fキーを使うキーボードショートカット一覧表」は記事後半
  

「ファンクションキー」について用語解説したのは 2011年のことです。

• 「ファンクションキー（Ｆキー）」とは機能実行キー
  - パソコン用語解説（2011/3/30）

定義はいまも変わっていません。

• キーボードの一番上の列に「F1」「F2」...「F12」と並んでいるキーが「ファンクションキー（function key）」です。その頭文字から「F（エフ）キー」とも呼ばれ、各種機能が割り当てられています。

そんな「ファンクションキー」は、ひとつのキーだけでも特定の操作が実行できる「機能キー」ですが、最も有名なのが

• ブラウザーでページの「再読み込み（リロード）」が一発でできる「F5」キー

ではないでしょうか。

• ページの「更新」「再読み込み」「リロード」と「F5」キーとは
  - パソコン用語解説（2016/9/14）

さらにブラウザーでは多くの「ファンクションキー」が使えます。

• Chrome と Edge のキーボードショートカット比較と一覧表

Chrome と Edge で違うものもありますが、ほぼ共通しています。

• F1：新しいタブで「ヘルプ」画面を開く
• F3：ページで「検索」を開く（Ctrl + F）
• F5：現在のパージを「再読み込み」（Ctrl + R）
• F6：「アドレスバー」の入力ボックスを選択
  ※ Edge では F4
• F7：「カーソルブラウジング」のオン／オフ
  ※ Edge では「キャレットブラウズ」
• F9：「イマーシブリーダー」のオン／オフ
  ※ Edge のみの機能
• F10：「設定」ボタンを選択
• F11：「全画面表示」のオン／オフ
• F12：「デベロッパーツール」を開く
  ※ Edge では「開発者ツール」 　

ブラウザー以外のアプリでも「F1」で「ヘルプ」画面を開くことは多く、更新の「F5」や全画面表示の「F11」は「エクスプローラー」などでも使えます。

• 「全画面表示」とは。開始／終了するショートカットキーとは
  
   

もちろん、正確にはアプリごとに確認する必要はあります。

ほかにも「F2」はファイル名の変更や Excel でセルの既定値を変更したいときに使えます。

• 選択したファイルの名前やセルの値を変更できる「F2」キー 

あと、ファンクションキーで「入力中で変換中の状態にある文字を切り替える」こともできます。

• カタカナ、ひらがな入力モードを切り替えるキー操作

具体的に「F6」から「F10」キーで以下の変換ができます。

• F6：「全角ひらがな（あ）」に変換 ※Ctrl + U
• F7：「全角カタカナ（ア）」に変換 ※Ctrl + I
• F8：「半角カタカナ（ｱ）」に変換 ※Ctrl + O
• F9：「全角英字（Ａ）」に変換 ※Ctrl + P
• F10：「半角英字（A）」に変換 ※ Ctrl + T

「無変換キー」のほうが便利という話もありますが、ファンクションキーでもできると知っておいて損はありません。

 ファンクションキーがないキーボードの場合は「Ctrl + アルファベット」という組み合わせも使えます。

「U」「I」「O」「P」はキーボード上で横並びです。

◆◇◆

さらに「ファンクションキー」単体ではなく「Ctrl」「Alt」「Shift」キーとの組み合わせたキーボードショートカットもあります。

たとえばブラウザーなら

• Alt + F4 ：ウィンドウを閉じる
• Ctrl + F4：現在のタブを閉じる
• Shift + F5：キャッシュを無視して「再読み込み」

などがあります。ブラウザー以外のほとんどのアプリでも

• Alt + F4：アクティブな項目／ウインドウを閉じる、またはアクティブなアプリを終了する。

は共通で使うことができます。

なぜ「F4」だけにしなかったのか考えると、やはり

• 「ひとつのキー」だけで閉じるのは間違って押したときなどに困る

ので「Alt」キーを付けることにした、と理解しています。

以下に一覧表としてまとめました。頭文字を使ったショートカットキーには「元の英単語の表記」と「頭文字の赤字表示」をしています。

　
◎ファンクションキーを使うキーボードショートカット一覧表

まとめ｜ Ctrl+ ｜ Alt+ ｜ Windows+ ｜ Fキー 
 ブラウザー ｜ Excel ｜ Word ｜ PowerPoint 

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操作（赤字：英単語の頭文字）	ショートカットキー
◎多くのアプリに共通
ヘルプを開く	F1
ウインドウ あるいは アプリを閉じる	Alt + F4
アプリごとに特定の項目にフォーカス ※ 特に反応のないアプリもあり。	F10 ｜ Alt
◎アプリによっては便利
選択ファイルの名前やセルの既存値を変更	F2
情報を更新（ブラウザーやエクスプローラー）	F5
フォーカスを移動（ブラウザーや Office）	F6
配列数式や関数を「配列定数」に変換（Excel）	F9
全画面表示（ブラウザーやエクスプローラー）	F11
◎文字変換時に使用
「全角ひらがな（あ）」に変換	F6 ｜ Ctrl + U
「全角カタカナ（ア）」に変換	F7 ｜ Ctrl + I
「半角カタカナ（ ｱ）」に変換	F8 ｜ Ctrl + O
「全角英字（Ａ）」に変換	F9 ｜ Ctrl + P
「半角英字（ A）」に変換	F10 ｜ Ctrl + T
操作	Chrome	Edge
◎ブラウザーで使用
新しいタブで「ヘルプ」画面を開く	F1
ページで「検索」を開く（Find）	F3 ｜ Ctrl + F
「アドレスバー」の入力ボックスを選択	F6	F4
ウインドウを閉じる	Alt + F4
現在のタブを閉じる	Ctrl + F4 ｜ Ctrl + W
現在のページを「再読み込み（Reload）」	F5 ｜ Ctrl + R
キャッシュを無視して「再読み込み」	Shift + F5 ｜ Ctrl + Shift + R
「ブックマークバー」左端にフォーカス	Shift + F6 ｜ Alt + Shift + B
「カーソルブラウジング」のオン／オフ ※ Edge では「キャレットブラウズ」	F7
「イマーシブリーダー」のオン／オフ	機能なし	F9
「設定」ボタンを選択	F10 ｜ Alt
「全画面表示」のオン／オフ	F11
「デベロッパーツール」を開く ※ Edge では「開発者ツール」	F12 ｜ Ctrl + Shift + I

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まとめ｜ Ctrl+ ｜ Alt+ ｜ Windows+ ｜ Fキー 
 ブラウザー ｜ Excel ｜ Word ｜ PowerPoint 

理解を深めるための「パソコン用語解説」

• 「キーボード ショートカット」「ショートカットキー」とは
• ページの「更新」「再読み込み」「リロード」と「F5」キーとは
• 「全画面表示」とは。開始／終了するショートカットキーとは