画像や書類ファイルの中身をさっと確認する方法はありますか?
アプリ「QuickLook」ならファイルを選択して「スペース」キーを押すだけで「プレビュー」画面を素早く表示することができます。
ファイル名だけでは、その中身が分からないことはよくあります。
特にかつて作成したファイルは覚えていないことが多く、だからといって専用アプリで開いて中身を確認するのは時間がかかるため、適当な名前で保存してしまったファイルを探すのは大変です。
そんなときにファイルの中身を素早く確認(プレビュー)できると便利です。たとえばエクスプローラーの「プレビューウインドウ」も便利です。
しかし、もっと便利なアプリ「QuickLook」があり、プレビューできるファイル形式も豊富で操作も「スペース」キーを押すだけとシンプルです。
以下のページを経由して「Microsoft Store」から無料で入手できます。
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ただし、インストールできる OS は Windows 10 となります。
インストールすると自動で「スタートアップ時に起動」に設定されます。
アプリ一覧に「QuickLook」が追加されているので右クリックメニューの「その他」から「アプリの設定」を開いて設定を変更できます。
「ログイン時に実行する」をオフにすれば解除できます。
起動したら「通知領域」に「QuickLook」のアイコンが現れます。右クリックしたメニューで終了させることもできます。
「QuickLook」が起動した状態でプレビューしたいファイルを選択して「スペース」キーを押すと「プレビュー」画面が開いて表示されます。
別のファイルを選択すると切り替わり、再び「スペース」キーを押すと閉じます。
対応するファイル形式は幅広く、圧縮ファイルの中身まで確認できます。
- 画像 .png、.jpg、.bmp、.gif、psd、Camera RAW...
- 書類 .txt、.pdf、.ai ...
- 音声 .mp3、.m4a ...
- 動画 .mp4、.m2ts ...
- 圧縮 .zip、.tar.gz ...
たとえば「iTunes」で保存した音楽ファイル(.m4a)も再生できます。
Microsoft Office で作成されたファイルも「OfficeViewer v4」という「プラグイン」を導入すればプレビューできます。ただし「プラグイン」の紹介ページは英文なので自信のある方だけどうぞ。
要するに「QuickLook.Plugin.OfficeViewer.qlplugin」というファイルをダウンロードして、それを「QuickLook」でプレビューして「Click here to install this plugin.」をクリックしてアプリを再起動します。
これで Word や Excel もプレビューできます。
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開いた「プレビュー」画面の一番上に並んだアイコンで操作できます。
- 上矢印 :画面を常に最前面に表示
- 留めピン:スペースキーで閉じない
- ファイル:既存のアプリで開く
- リスト :開くアプリを選択
- 右矢印 :他のアプリでシェア
- 両矢印 :全画面表示
- 閉じる :画面を閉じる
「画面を常に最前面に表示」しておけば「フォルダー」の中で調べたいファイルを次々にマウスでクリックしての「プレビュー」もできます。
あと「QuickLook」が便利なポイントとして
「ごみ箱」の中にあるファイルでさえ「プレビュー」できる
ことがあります。
「ごみ箱」の画面で「プレビューウインドウ」を使っても『プレビューを利用できません』となります。
さらにファイルをダブルクリックしても専用アプリでは開けず、いったん「ごみ箱」から出す必要がありました。
ところが「QuickLook」なら「ごみ箱」に入れたまま「プレビュー」できます。
これなら中身を確認してから「ごみ箱」から出せばいいので助かります。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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