「Zoom」でビデオ会議したいと思いますが、注意点は何ですか?
「アップデートを確認」して常に最新のバージョンにしましょう。
現在、新型コロナウイルス感染の対策として通勤を控えるために企業の新しい働き方となる「テレワーク」の導入が注目されています。
そのため、離れた場所にいてもメンバーが同時に参加し、音声と映像を共有してコミュニケーションができる「ビデオ会議サービス」の導入もポイントとなっています。
「ビデオ会議サービス」といっても、様々なサービスがある中、導入が簡単で、会議の開始、参加、画面共有などが手軽に実現できる「Zoom」が人気で、2名なら無制限、3人以上でも 40分までなら無料で使えます。
その一方で「Zoom」にはセキュリティの問題が次々と指摘されており、その都度、対応してきたとはいえ、導入して大丈夫かと気になります。
とりあえず実際に「Zoom」をインストールして検証してみましたが、最初のサインインも「Google」や「Facebook」のアカウントがあれば、細かい登録をしないでも使えます。
もちろん、登録(サインアップ)することもできます。
リンクを共有するだけ、「ミーティングID」を入力するだけでも会議に参加できるなど、評判通り、導入しやすく使いやすいです。
さらに問題になっていた通信の不十分な暗号化についても「Zoom 5.0」でしっかり対応されるとのことです。
そんなことから「Zoom」を安全に使う最も重要なポイントは
参加者全員が常に最新バージョンにアップデートして使うこと
といえるでしょう。
PC の場合、サインインして「Zoom」アプリをインストール、起動した画面の右上にあるメニューから「アップデートの確認」を選択すると、最新バージョンか確認できます。
アップデートがあれば、更新を実行できます。
※ 現在(2020/4/29)PC 版の最新バージョンは 5.0.0
iOS、Andoroid用「Zoom」アプリはインストール後、サインインすると画面下のメニュー右の「設定」をタップ、さらに「詳細情報」をタップします。
「詳細情報」画面にある「バージョン」をタップして最新か確かめます。
更新可能であればバージョンアップします。
※ 現在(20202/4/29)iOS 版の最新バージョンは 4.6.12.Android 版は 4.6.11。
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「Zoom」で会議を開始すると「招待URL」が生成され、これを使って招待すれば誰でも参加できて便利な反面、第三者に漏れると勝手に侵入された上に悪質な画像や動画を送りつけられる問題行為なども発生していました。
そのため現在は会議に新たに参加しようとしても、まずは「待機室」で参加の許可を待つことになります。
ホストが「参加者の管理」で「許可する」まで参加できないようになり、待機者の「削除」も可能です。
ほかにも「セキュリティ」設定で「ミーティングをロックする」項目にチェックをいれると、その時点での参加者以外は参加できなくなります。
こういった対策も順次なされているので、最新バージョンにすることで一般的な会議やコミュニケーションなら「Zoom」を使っても大丈夫でしょう。
ただし、どんな「テレビ会議サービス」でも、顧客情報など万が一にも漏れては困るような情報のやり取りは避けましょう。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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