パワーポイントで図形の位置を細かく調整できますか?
「グリッドとガイド」の設定と「Ctrl」キーがポイントです。
パワーポイントで挿入した図形や画像(オブジェクト)を希望する位置に動かすには
- オブジェクトにマウスポインターを合わせ、マウスの左ボタンを押し、押したままで希望する位置までドラッグしてボタンを放す
というのが一番、直感的で分かりやすい操作方法ではあります。
でも、マウスのドラッグ操作によるオブジェクトの移動では、最終的な位置合わせに必要な「微調整」が難しいと感じる場合があります。
そんなときは「矢印キー」による移動を使います。
- オブジェクトをクリックして選択し、その状態で上下左右の矢印キーを押すたびに、その方向にオブジェクトが少しずつ移動
これによって、かなり細かくオブジェクトの位置を修正できます。
ただし、パワーポイントの設定によっては矢印キーによるオブジェクトの移動が調整可能な最小単位になっていない場合があります。
設定はパワーポイントの画面を右クリックして現れるメニューで「グリッドとガイド」を選択して、設定画面を開きます。
この中にあるチェックボックスで
「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」
が選択されていると、移動が調整可能な最小単位になっていません。
この「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」からチェックを外せば、移動が調整可能な最小単位になります。
でも、チェックはそのままでも
- 「Ctrl」キーを押しながら矢印キー
という操作で最小単位で微調節できるようになります。
つまり、
- ざっとした位置決めは矢印キーでおこない
- 仕上げの調整は「Ctrl」キーを押しながらの矢印キー
という使い分けができます。
◆◇◆
以前は私も「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」をオンにして、仕上げの微調整のときだけ
「Ctrl」+「矢印キー」
を使っていました。
ところが最近ではパワーポイントに「スマートガイド」機能があるのでドラッグによるオブジェクトの移動でも、そこそこ微調整ができるようになりました。
そのため「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」はオフにしています。
あとは実際に使って、どちらが使いやすいかで決めるといいでしょう。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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