パソコンで作業中に画面が暗くなって「ユーザーアカウント制御」画面が表示されましたが「はい」ボタンを選択して大丈夫ですか?
信頼できるアプリをインストールしたり、実行をする直前に表示される「ユーザーアカウント制御」なら「はい」を選びます。
「ユーザーアカウント制御」については「用語解説」でも取り上げましたので、ぜひ、そちらもお読みください。
その上で、パソコンの作業中に「ユーザーアカウント制御」が表示されて『このアプリが PC に変更を加えることを許可しますか?』で「はい」か「いいえ」か判断を迫られるケースは2つあります。
- ユーザーがこれから使用するアプリのインストールや実行をはじめる直前に表示される場合
- ユーザーが予期しないタイミングで突然、表示される場合
ここで「A」のときは、使用したいアプリが信頼できるものかを再確認した上で、大丈夫と判断したなら「はい」ボタンを選んで許可しますが、導入や利用に不安があるなら「いいえ」ボタンを選びましょう。
一方で「B」のときは「いいえ」ボタンを選んで許可しないのが普通です。
「いいえ」で閉じる場合、画面上の「プログラム名」などを紙にメモをするかスマホなどで写真を撮って、あとから検索して調べるといいでしょう。
「ユーザーアカウント制御」が「既定」の設定では画面キャプチャーもできないのです。
検索結果でウイルスや悪意のあるプログラムと判明すればなおさらですが、いずれにせよセキュリティソフトでパソコン全体をスキャンしてウイルスなどが検出されれば削除や駆除などの対策をしましょう。
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使用するアプリの実績を信じて「ユーザーアカウント制御」で「はい」と許可するかどうかは最終的には利用者の判断にまかせる(自己責任)ということになりますが、ある程度なら調べる方法もあります。
たとえば現在、私が使っているセキュリティソフト「カスペルスキーインターネットセキュリティ」の「Kaspersky Application Advisor」でアプリを検索すると「ユーザー信頼度」などを確認できます。
先々週、紹介した「Speccy」の実行ファイルを検索すると「安全」と判断されますし、ユーザー数も多く信頼度も 100% となっています。
もちろん「Speccy」は「窓の杜」で紹介されているのもポイントです。
- 「Speccy」 詳細なハードウェア情報を手軽に確認できるソフト
- 窓の杜ライブラリ(システム・ファイル - ハードウエア情報)
『絶対に安全』はありませんが「窓の杜」で紹介されていれば『より安心』です。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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