「Windows 10 October 2018 Update」で「メモ帳」に新機能が追加されたと聞きましたが、どんな機能ですか?
「メモ帳」で表示される文字サイズを拡大/縮小できる「ズーム」が最も分かりやすい新機能ですが、ほかにもあります。
現在配信中の機能更新プログラム「Windows 10 October 2018 Update」により「メモ帳」にも新機能が追加されました。
役に立つ機能かは「メモ帳」の使用頻度やどんな時に使うかによるとは思いますが、せっかく追加されたので紹介しておきましょう。
◎「ズーム」機能の追加】
まず分かりやすいのが「ズーム」機能で、「メニューバー」の「表示」メニューに「ズーム」が追加されており、
その一階層先が
- 拡大 Ctrl+プラス記号(+)
- 縮小 Ctrl+マイナス記号(-)
- 既定の倍数に戻す Ctrl+ 0
という 3つの選択肢になっています。
「Ctrl」キーを押しながら同時に「+」キーで拡大、「-」キーで縮小、「0」キーで元に戻るキー操作は直感的で覚えやすく、役に立つ場面はあるかもしれません。
たとえば「メモ帳」で文章を書いて、その「メモ帳」をパソコン画面を見ながら読み上げるような場面で、表示文字が小さくて読みにくいなら、すばやく「Ctrl+プラス記号」で拡大するといった使い方です。
ちなみに現在の文字倍率は「メモ帳」画面下に「ステータスバー」を表示させておけば、右端に「500%」のように表示されるので確認できます。
残念ながらファイルに「倍率」は保存されず、次に保存したファイルを「メモ帳」で開いたときには「100%」に戻っています。
◎「Bing で検索」機能の追加
「メモ帳」の文章から選択したキーワードをネット検索できる機能が「メニューバー」の「編集」メニューに
- Bing で検索... Ctrl+E
として追加されています。
「メモ帳」の文章からキーワードを反転表示の状態で選択し、キー操作「Ctrl+E」で検索エンジン「Bing」によるキーワード検索ができます。
ただし「Bing」以外の検索エンジンを選べないのが残念。
◎「検索」機能の強化
「メニューバー」の「編集」メニューにある「検索」機能のオプションに「折り返しあり」項目が追加されています。
従来は「下へ」で検索すると一番下まで探したら「見つかりません」と表示されましたが、この「折り返しあり」にチェックを入れて「次を検索」をすると再度、一番上から下に検索を『折り返し』で実行してくれます。
また地味に便利なのが、本文中で検索したいキーワードを選択したあと「検索」画面を開くと選択したキーワードが自動入力される機能です。
◆◇◆
あと、一般の利用者には、ほとんど関係のない新機能もあります。
◎「改行コード」表示の追加
テキストファイルには「改行」の位置を示す「コード」が決まっていて、それは Windows や Linux など OS によって違っていたりするのですが、その「改行コード」が「メニューバー」に表示されるようになりました。
※ たとえば「Windows(CRLF)」といった表示です。
これでインターネット経由で入手したテキストファイルの「改行コード」が違っても「メモ帳」である程度は開いて確認できるのです。
やはり普通の方にはどうでもいい機能かも...。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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