モニターアーム(ディスプレイアーム)を導入するときの注意点

質問液晶ディスプレイを手軽に動かしたり回転させたりできますか?

回答モニターアームを使うと可能ですが導入には注意点もあります。

ディスプレイの背面には「VESAマウント」という規格に沿った取付用のネジ穴があるので、それに対応したモニターアームを取り付けることでディスプレイを前後左右や上下に動かしたり、回転させたりできます。

対応していないディスプレイもあるので事前に確認が必要です。

 

モニターアームといっても、いろんなメーカーが扱っており、自由度や使い勝手などが違い、値段も 3,000~20,000円くらいの幅があります。

 

固定して使うなら 3,000円くらいの製品でも使えますが、頻繁に動かしたいなら、しっかりしたものを買いたいところです。値段は高いですがエルゴトロン社の製品は実績も人気もあります。

 

その上で購入すると決めたら、以下の点にも注意してください。

【1】ディスプレイの重量とモニターアームの耐荷重

  • モニターアームに取り付けるディスプレイが重すぎるとアームが滑らかに動かなかったり、重みでディスプレイの位置が下がってきてしまうことがあります。
  • 「ディスプレイの重量 < アームの耐荷重」を確認しましょう。

 

【2】モニターアームを取り付けるデスクの耐荷重や天板の厚み

  • モニターアームにディスプレイを取り付けると合計でかなり重くなるので、アームと取り付けるデスクの耐荷重も確認が必要です。
  • クランプというアームをデスクに取り付けるコの字の金具がしっかり固定できるようにデスクの天板に一定の厚みはあるか、クランプを奥までしっかり挿し込めるかも確認しましょう。

 

【3】モニターアームを動かすときにアームがぶつからない空間

  • たとえばデスクの後ろを壁にピタっとついている場合、モニターアームのクランプを天板に取り付けることさえ困難です。
  • アームを動かしてもアームやディスプレイが壁や他の物とぶつからない程度のスペースが必要です。

 

私も最初にモニターアームを取り付けたとき、デスクを壁にピッタリと付けていたので、デスクを手前にずらすなど、なんとかクランプを背面から挿し込み、アームが壁にぶつからない空間を作るのに苦労しました。

モニターアームを買う前に寸法は確認していたのですが、図面だけでは本当に必要な設置スペースはなかなか分からないものです。

 
◆◇◆

ほかにも取り付けるのが大型で重いディスプレイの場合、ひとりで扱うには重すぎる場合もあります。女性などは男性の応援を頼んだり、2名で作業したほうがいい場合もあります。

2015-04-29 22.59.09

 

あれこれ注意点を紹介しましたが、取り付けさえできればディスプレイの位置や高さ、画面の向きを気軽に自由に調整できるモニターアームの利便性を存分に味わえるはずです。

私はもう元の環境には戻れません。

 

理解を深めるための「パソコン用語解説

「なにしろパソコン」では記事内に Amazon や 楽天 が販売する商品へのリンクや画像を掲載することがあり、そのアフィリエイトリンクを経由して商品の購入があったときに販売元から広告収入を得る場合があります。

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコントラブルQ&A」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「パソコン機器操作」のQ&A

 

同じカテゴリー「パソコン機器操作」の用語解説

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

年別Q&A (1159 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコントラブルQ&A」ではトラブル解決のヒントなども紹介していますが、解決をお約束するものではありません。 トラブルの深刻度やご利用のパソコン環境によっては効果がなかったり、ほかのトラブルを誘発する場合もあります。そのため、作業前に大切なデータは、ご自身で必ずバックアップをおこなってください。

本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。