エクセルの「オートフィル」は便利ですが、対象の行(あるいは列)が長いと最後まで「フィルハンドル」をドラッグするのが大変です。
すでに隣の行(あるいは列)が最後まで入力されていれば「フィルハンドル」のダブルクリックで「オートフィル」ができます。
エクセルで、すでにセルに入力されている式や値を参考に、自動で連続したセルの式や値を埋めることができる「オートフィル」、そしてその 操作に使う「(オート)フィルハンドル」については解説しています。
- エクセルで「オートフィル」「オートフィルハンドル」とは - パソコン用語解説(2014/12/10)
このとき「フィルハンドル」を自動入力したいセルの場所までドラッグして、マウス左ボタンを離すと「オートフィル」できると紹介しました。
もちろん、この方法で正解ですが、自動入力したい行(あるいは列)が 長いと「フィルハンドル」をドラッグするのが大変なときもあります。
そんなとき、もし隣の行(あるいは列)をすでに最後まで入力していた 場合、「フィルハンドル」をドラッグしなくても、ダブルクリックするだけで隣の行と同じところまで「オートフィル」が自動で実行されます。
たとえば A列 と B列 の数字を足した結果を計算して C列に表示したいときには、A列 と B列 を最後まで入力後、C1 に「=A1+B1」と入力し、その C1 セルを選択すると右下に「フィルハンドル」が表示されます。
その「フィルハンドル」をダブルクリックすることで、
入力済みの A列 と B列 に入力されている最後の行(下の例なら 8行)まで「オートフィル」ができます。
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「オートフィル」したいのが1列だけなら長くてもドラッグで実行したほうが分かりやすくていいですが、たとえば複数列の計算式を一気に「オートフィル」したいときなど
「フィルハンドル」のダブルクリックのほうが手早く実行できるでしょう。
ほかにも複数の「オートフィル」を使った表を作るときなども「フィルハンドル」をダブルクリックする方法もあることを思い出してみてください。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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