セルに貼り付けたアドレスにリンクを設定したいのですが?
セルごとに設定できますし、別のセルでいいなら関数も使えます。
エクセルでは初期設定の状態でセルにアドレスを入力し、エンターキーを押すと、そのアドレスの文字列にリンク(ハイパーリンク)が自動的に設定されます。
クリックするとブラウザーで該当ページが開きます。
そのリンクのセルごとの解除や自動設定の解除法は紹介済みです。
- エクセル(Excel)のアドレスへの自動ハイパーリンクを解除(2010/11/10)
一方、リンクが自動設定される状態のエクセルでも、別のファイルからテキスト形式でコピーしたアドレスをセルに貼り付けた場合、セル内のアドレスにリンクは自動設定されません。
そこでアドレスが入力されているのに自動リンク設定されていない場合、セルごとにリンクを設定する方法は以下の2つです。
- アドレスが入力されたセルをダブルクリックして、編集可能にしてからエンターキーで確定
- アドレスが入力されたセルが選択された状態で「F2」キーを押して、編集可能にしてからエンターキーで確定
これでセル内のアドレス色が青く変わり、下線が表示されてリンクされたことが分かります。
「F2」キーで編集可能な状態にできることも以前、紹介しています。
- エクセル(Excel)で選択したセルの既存値を編集する「F2」キー(2014/8/27)
たとえば縦一列にリンク設定されていないアドレスが並んでいる場合、
「F2」キー、「Enter」キー、「F2」キー、「Enter」キー...
と繰り返し入力することで次々とリンク設定することができます。
◆◇◆
一方、リンクを設定する「HYPERLINK(ハイパーリンク)」という関数があるので、これを使えば隣のセルにリンク設定されたアドレスを表示させることができます。
書式は
HYPERLINK(リンク先,[別名])
となり、「リンク先」にアドレスを入力したセルを指定すれば、そのアドレスにリンク設定された状態でセルにアドレスが表示されます。
たとえば「A1」に http://www.724685.com と入力されているとして 「B1」に =HYPERLINK(A1) と入力して
確定すれば、「B1」にはリンクされた状態で http://www.724685.com が表示されます。
この「B1」の http://www.724685.com をクリックするとブラウザーで「なにしろパソコン.com」が開くのは言うまでもありません。
「A1」の下のセル(A列)にずらっと入力されたアドレスが並んでいる場合、 =HYPERLINK(A1) を入力した「B1」セルの右下にあるハンドルを下に向けてドラッグすれば B列にリンク付きアドレスが表示されます。
同様に、たとえば「A1」に http://www.724685.com 、「B1」には「別名」として「なにしろパソコン」と入力します。
この状態で「C1」に =HYPERLINK(A1,B1) と入力して確定すると
「C1」には http://www.724685.com でリンク設定された「なにしろパソコン」の文字列が表示されます。
このように「HYPERLINK関数」でもリンクを設定できるのです。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。