大切なデータを最新の状態で自動的にバックアップできますか?
オンラインストレージ「OneDrive」で同期保存するのも一案です。
マイクロソフトのオンラインストレージサービスが「OneDrive」です。
類似のサービスには「Dropbox」や「Google Drive」などがありますが、「OneDrive」は同じマイクロソフトの Windows を搭載したパソコンと親和性がよく、上級者でなくても使いやすいのは確かです。
「OneDrive」は Windows 8.1 以降では最初から組み込まれており、それ以前の Windows でもパソコンのデータと同期できる専用ソフトウエア「OneDrive for Windows」が無償で提供されています。
インストール後には「Microsoftアカウント」でサインインが必要ですが、通常は Windows のアカウントと共通になります。
導入後、「通知領域(いわゆるタスクトレイ)」に「OneDrive」アイコン(雲の形)が現れます。
アイコンを右クリックしたメニューから各種操作ができます。
「OneDrive」とパソコン内のファイルとの同期は、「設定」画面で「アカウント」タブを選択、「フォルダーの設定」ボタンをクリックします。
「OneDrive のファイルをこの PC と同期」画面が開いたら、同期させ、バックアップしたいフォルダーを選択できます。
「OneDrive」とパソコンのハードディスク(または SSD)の残り容量に余裕があれば、一番上の『OneDrive のファイルとフォルダーをすべて同期』を選択しても構いません。
あとはパソコンの「OneDrive」フォルダー内にある先ほど同期設定したフォルダーの中に大切なファイルを保存しておけば、自動的にクラウド上のオンラインストレージ「OneDrive」にコピーされ、保存できます。
これで突然、パソコンが使用不能になった場合でも、別のパソコンから「OneDrive」にネットワーク経由でつなげることで、トラブル前に同期していれば大切なファイルを再生することができるのです。
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「OneDrive」は無料で提供の容量を何度も増減させており、2016年初めにも 15GB から 5GB に減らしており、注意が必要です。
- Microsoft、「OneDrive」の無料容量縮小ヘ - ITmedia ニュース(2015年11月03日)
もちろん大量の写真や大容量の動画などを保存しなければ、5GB は大切なデータに絞って保存するには十分な容量です。
どこまで「OneDrive」とパソコンを同期させ、最新状態でファイルをバックアップするか決めておくのがポイントとなります。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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