Windows 10 では「スタート」ボタンをクリックして表示される「スタートメニュー」から「電源」の操作ができるのですね?
確かに Windows 7 に近い「電源」操作に戻したともいえますが、便利な設定ができなくなっているので微妙です。
Windows 7 では「スタート」ボタンをクリックして「スタートメニュー」を表示させると、設定によって「スリープ」や「シャットダウン」などがワンクリックで実行できるボタンを利用できました。
具体的には Windows 7 で「スタートメニュー」を表示して右クリックすると「プロパティ」ボタンが現れるので、
それをクリックして「タスクバーと [スタート]メニューのプロパティ」画面を開きます。
「[スタート]メニュー」タブを選択した画面で「電源ボタンの操作」のプルダウンメニューから
- ユーザーの切り替え
- ログオフ
- ロック
- 再起動
- スリープ
- 休止状態
- シャットダウン
を「電源ボタン」に設定できます。
スリープをよく使うなら「スリープ」、パソコンの利用後はいつもシャットダウンするなら「シャットダウン」に設定しておくと最も使う「電源」操作がワンクリックでできました。
もちろん、その他の操作も選択できます。
ところが Windows 10 の「スタートメニュー」には単に「電源」ボタンしかありません。
「スリープ」にしても「シャットダウン」にしても、毎回、「電源」ボタンをクリックしてメニューを表示させ、
- スリープ
- シャットダウン
- 再起動
から選択する、つまり最低でも 3回のクリックが必要となります。
◆◇◆
実は Windows 10 では Windows 8.1 から導入された「クイックリンク」メニューも使えるため、そこから「電源」の操作もできます。
- 「スタート」ボタンを右クリック
- 「クイックリンク」メニューの「シャットダウン」またはサインアウトにカーソルを合わせる
- 表示される追加メニューから希望の操作を選択
・サインアウト
・スリープ
・シャットダウン
・再起動
これだと最短 2回のクリックで連続的な操作ができます。
Windows 8.1 の「電源」操作に慣れているなら、この方法のほうが楽かもしれません。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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