Internet Explorer(IE)のセキュリティに脆弱性があることが大きく報道されていますが、どう対処すればいいでしょうか?
今回のことに限らず、いざというときに使える Webブラウザーとして IE だけではなく Google Chrome などを併用できるようにしておくといいでしょう。
Windows パソコンの場合、最初からインストールされていることもあって、どうしてもパソコンの Webブラウザーは Internet Explorer(IE) を使う人が多いのは無理もないことです。
それでも今回のように IE に重大なセキュリティの欠陥(脆弱性)が見つかり、修正ファイルの提供までに時間がかかった場合、「IE を使わない」というのは確実な対策方法のひとつです。
◆ マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2963983 (2014/4/28)
Internet Explorer の脆弱性により、リモートでコードが実行される
とはいえ、対策が完了するまでサイトの閲覧ができないのでは困ります。
そのため検討しておきたいのが、IE とは違う Webブラウザーとの併用です。
併用すること自体に問題はほとんどありません。
IE 以外の Webブラウザーにもいろいろありますが、やはり実績からも Google Chrome(グーグルクローム)、Firefox(ファイアフォックス)のどちらか、あるいはその両方を試してはいかがでしょう?
◆ Firefox のダウンロード - 自由な Web ブラウザ - Mozilla
デザインは違いますが、基本的な閲覧の操作は似たようなものですし、どちらも無料で提供されているため、サイト閲覧に使う分には問題ありません。
あとは自分が使いやすいほうを選べばいいでしょう。
試した結果、やはり「使いづらい」といったときは、問題の脆弱性が解決したら再び IE をメインにして使えばいいだけのことです。
◎追記(2014/5/5)
すでにマイクロソフト社より修正プログラムが提供されています。
◆◇◆
注意していただきたいのが Google Chrome や Firefox にも脆弱性が見つかることはある ということです。
どちらにせよ「より安全なブラウザー」を使えばいいわけで、まさに「併用の効果」といえるでしょう。
脆弱性だけでなく、急に Webブラウザーが開かなくなったとか、調子が悪くなったというときにも、代わりのものがあるというのは安心感があります。
食わず嫌いにならず、ぜひ一度、併用を試してみてください。
これもよくお話しするのですが、
別のブラウザーを導入しようと思っても、もし IE にトラブルがあるとインストールもできない
ということになりかねません。
ぜひ、IE が使えるときに併用するブラウザーはインストールしておきましょう。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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