誕生日を知っている相手の年齢をエクセルで計算できますか?
「DATEDIF関数」を使うとシンプルに計算できます。
前回、日数計算や日付計算ができるサイト「keisan」の紹介とエクセルを使って同様の計算をする方法を紹介しました。
そこで今週は、エクセルを使って生年月日から特定日における満年齢を計算する方法を紹介します。
この場合、「DATEDIF関数」を使う方法が有名です。「DATEDIF(デイトディフ)関数」は以下のように入力します。
=DATEDIF(開始日,終了日,単位)
最後の「単位」には、次のような値を指定できます。
"Y" : 期間内の満年数
"M" : 期間内の満月数
"D" : 期間内の日数
つまり、特定日における満年齢を調べたい場合は「開始日」に生年月日、「終了日」に特定日、「単位」に "Y" を入力します。
たとえば、物語の中で鉄腕アトムの誕生日は「2003年4月7日」なので、鉄腕アトムが実在しているとすると、2014年2月12日現在、その年齢は
=DATEDIF("2003/4/7","2014/2/12","Y")
で計算でき、実際にエクセルに入力すると結果は「10」となり、アトムは実在すれば、現在、満10歳ということが分かります。
ここでいう「満年齢」の数え方は、生まれた時が0歳で,翌年の誕生日の前日終了をもって「満1歳」としています。定義によって違う場合があるので、確認の上、ご利用ください。
もちろん年月日を直接関数に入力するのではなく、生年月日を別のセルに入力し、そのセルを「開始日」に指定することもできます。
生年月日を セルA1、特定日を セル A2 に入力している場合
=DATEDIF(A1,A2,"Y")
で計算できます。
たとえば A2 に当日の日付が入るように
=Today()
を入力しておけば、自動で今日現在の年齢が表示されます。
◆◇◆
一方で、この「満年齢」は、計算サイト「keisan」でも計算できます。
今回も、ちょっと調べたいだけならエクセルよりも「keisan」を使ったほうが手軽ですし、1900/1/1 より前の日付でも計算できます。
ということで、使い分けてみてはいかがでしょう?
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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