長文の PDF 書類を読まないといけないのですが、何度もページをめくるのは面倒です。何か楽な方法はありますか?
「自動スクロール」機能は意外と便利です。スクロールの速度も調整できるので、斜め読みしたいときなどにも有効です。
「PDF(ピーディーエフ)」という文書ファイル形式で保存された書類を読む機会が増えました。
Microsoft Office の Word や Excel でも 簡単に PDF で出力できるようになったのもその一因です。
◆ ワード(word)、エクセル(Excel)ファイルをPDFに変換、保存
さらにスマートフォンやタブレット端末などの普及で、Word や Excel のファイルをレイアウトを崩さずに読みたいという需要が増え、さらに 「PDF」の存在感が増しています。
そんな中、枚数の多い PDF 書類が読む機会も増え、繰り返しページを めくっていくのも面倒に感じるときがあります。
そこで試していただきたいのが「PDF」を閲覧するためのアプリである「Adobe Reader」の持っている「自動スクロール」機能です。
◆ Adobe - 無償の PDF ビューア、Adobe Reader のダウンロード
※ ほとんどのパソコンでは最初からインストールされています。
手順は「PDF」形式の書類を「Adobe Reader」で開き、メニューから
「表示」-「ページ表示」-「自動スクロール」
と選択するだけ。早速、「自動スクロール」がスタートします。
「自動スクロール」よく使うのであればショートカットキーを覚えておきましょう。
[Shift]+[Ctrl]+「H」
一度押せばスタートし、再度押せばストップします。
※「Esc」キーでも停止させることができます。
◆◇◆
「自動スクロール」で面白いのは、矢印キーを使ってスクロールの速度を細かく調節できることです。
下矢印「↓」でスピードアップ
上矢印「↑」でスピードダウン
上矢印を押し続けると、逆方向にスクロールを始めます。1~9の数字キーでも速度調整でき、「-」キーでスクロール方向の反転ができます。
さらに
右矢印「→」で次のページにジャンプ
左矢印「←」で前のページにジャンプ
できるので、不要なページは飛ばすこともできます。
あと Acrobat Reader の画面左に「ページサムネール」を表示させておくと、どのページのどのあたりを表示しているか分かるので便利です。
ページサムネールが表示されていない場合は、画面左上の書類が重なったようなアイコンをクリックします。
最後に「自動スクロール」中に
「Home」キーで最初のページに戻って「自動スクロール」
を覚えておけば完璧です。
好き嫌いもあると思いますが、結構、便利なので紹介しました。
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