パソコンを買い替えようと思いますが、ウインドウズ搭載のノートパソコンを選ぶポイントを教えてください。
使用する用途にもよりますが、各項目に分けてスペックのチェックポイントを紹介します。参考にしてみてください。
細かくスペックを比べてもきりがありませんが、重要な5つのポイント
OS、CPU、メモリー、HDD/SSD、ディスプレイ
について、順に紹介していきましょう。
◎1.Windows OS > Windows 8 を選択
前提として、ウインドウズ搭載パソコンを個人で購入するとします。その場合、現在、Windows 7 を搭載したマシンもまだ買うことができますが、やはり Windows 8 を選択したほうがいいでしょう。
中には Windows 7 にダウングレードできる機種もありますが、使える権利があるのに、わざわざ古い OS にするのはもったいないです。
特に2013年夏モデルから、一気にタッチパネルを採用するパソコンが増えており、あえて Windows 7 にするのは宝の持ち腐れになります。それにスリープからの復帰など Windows 8 のほうが速くて快適です。
一方、Windows 8 か Windows 8 Pro かという選択については、個人利用のパソコンであれば Windows 8 で十分です。また Windows RT はタブレット型パソコン以外では考えなくていいでしょう。
◆ Windows RT とは?Windows 8 との違いは?
2013年秋には改良を加えた Windows 8.1 が登場しますが、Windows 8 を搭載したマシンなら無償でアップグレードが可能です。
◎2.内蔵メモリー容量 > 最低でも 4GB は確保
値段の安いモデル、型落ちモデルの中には内蔵メモリー容量が 2GB の商品もありますが、快適に使いたいなら最低 4GB は欲しいです。2GB なら増設が可能か確認して、できれば増設しておきましょう。
2013年夏モデルでは、ほとんどの商品が最初から 4GB となっており、高級モデルは 8GB が中心になっています。4GB の機種を買うときも、将来、8GB に増設できるかは確認しておいたほうがいいでしょう。
◆ パソコン内蔵の「メモリー(memory)」とは一時記憶媒体
◎3.CPU > 第四世代 Core i CPU は用途次第
Haswell(ハスウェル)というコード名で呼ばれることもある最新の インテル CPU 「第4世代 Core i」シリーズが搭載されたモデルが登場していますが、この CPU の最大の特徴は「省電力」です。
そのためバッテリー消費が減り、駆動時間が 1.5倍近くも長くなるモデルがあり、ノートパソコンを携帯して、バッテリーの持ちを重視する人には価値が大きいです。
ちなみに第4世代 Core i シリーズ名には「i5-4200U」のように4桁の数字部分の頭に「4」がついているので見分けられます。
でも、あまり持ち歩かず、ほぼコンセントからの電源供給で使うなら、まだ値段の高い Haswell にこだわる必要はないでしょう。売れ筋モデルで採用されている第3世代 Core i シリーズ CPU でも十分です。
◎4.内蔵記憶デバイス > ハードディスク(HDD)か SSD か
SSD は HDD に比べて、圧倒的にデータの呼び出しや書き込みが速く、振動にも強くて熱や音の発生も少ないので、特にノートパソコンには最適です。
一方、SSD の主流は現在 128GBで、数TB のモデルもある HDD と比べると容量が小さく、その割に高価なので、写真や動画などデータを大量に持っていたり、値段はなるだけ抑えたい人は HDD を選んでもいいでしょう。
◎5.ディスプレイ > 量販店での展示でも確認
Windows 8 なら、やはりタッチパネルは欲しいところですが、値段を抑えたいなら見送るのもありです。タッチした反応は、実際に触ってみないと分からないので、ぜひ量販店の展示で確認しましょう。
高機能モデルには、視野角の広さが特長の「IPS方式」の液晶を採用しているものがありますが、これも趣味の問題があるので、量販店の展示で写真などを表示させてチェックしてみましょう。
もちろん「予算」も重要なので、あとはどこで「妥協するか」です。
◆◇◆
ほかにも 「重さ」 「サイズ」 「バッテリーの持ち」 などは持ち運びを考えるときに大きな選択ポイントです。
小型で軽量なのにバッテリーの持ちが良いモデルは、総じて値段が高くなります。
さらにキーボードの「キーピッチ」や「タッチ感」、タッチパッドなど操作デバイスの種類や使い勝手、そして全体のデザインなどは、まさに「個人の好み」の世界なので、気に入ったものを選ぶしかありません。
◆ 私がいま一番欲しいノートパソコンは「VAIO Pro 13」(2013/8/17)
本気で購入を検討するなら、やはり実際に起動しているパソコンを多数、展示している量販店で納得するまで触ることをおすすめします。
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