ノートパソコンが古くなったので、話題のタブレットPC にしたいと思うのですが、気を付ける点はあるでしょうか?
パソコンで何をするかによります。サイトや動画の視聴、メール、SNS の利用などが中心なら タブレットPC でも十分に使えます。
以前も書いたように、タブレットPCとはノートパソコンからキーボードをはずし、マウス操作をタッチ操作にした、要するに携帯パソコンです。
つまり、ノートパソコンよりも小型で安く、使い勝手も工夫されたタブレットPC のほうが人気が出てきた、ということなのです。
現在、ノートパソコンを持っていても、タブレット型パソコンのほうがいいかもしれないのは、以下のようなケースではないでしょうか。
- ノートパソコンは持っているけど古いし、毎日は使っておらず、必要なときだけ電源を入れるので、起動時間すら手間に感じる。
- 使うのはウェブブラウザーが中心で、キーワード検索ができて、希望するサイトやサービスを見つけて、利用できれば十分。
- ツイッター、フェイスブック、ライン、あるいはゲームといった簡単な文章の入力とタッチ操作で楽しめるサービス利用が中心。
- 読みたい本が電子書籍として買えるようになったと感じたとき。
特に今後の日本市場での電子書籍の普及速度は、タブレットの普及にも大きく影響してくると考えられます。
ノートパソコンよりもタブレットPC のほうがメリットがあるとすれば、以下のようなポイントが挙げられます。
- 軽くて、薄くて、気軽に持ち運べて、置き場にも困らない。
- すぐに起動して、スリープにもできる。充電も結構、長持ち。
- 短い文章なら入力も難しくないし、音声入力も実用レベル。
- マイクやカメラも内蔵で、撮影も通信も気軽にできる。
- 値段が安い。特にアマゾンやグーグルが出す商品は格安。
このような点に魅力を感じるなら、タブレットPC を購入してもいいのではないでしょうか?
◆◇◆
一方、注意点(Windows 8 搭載のタブレットPC は除く)は
- 仕事で使う場合
- パソコンで作成し、タブレットPCで開けないファイルがある。
- 表計算やワープロで閲覧以外の編集作業はノートパソコンでないと厳しい。
- 手の込んだ作業をするなら、タブレットPC への買い替えはおススメしない。
- 検索を駆使する場合
- いくつものサイトやサービスから速く最適な情報を検索するのは大きな画面が欲しい。
- 複数のウインドウを開き、並べて表示、作業するにはタブレットPC は効率が悪い。
- なにをやりたいか
- 機能的に、タブレットPC にできてノートパソコンにできないことはほとんどない。
- 逆にパソコン用ソフトで作成してきたファイルはパソコンでしか使えない。
- たとえば数年以内に買ったノートパソコンがあれば、無理に買う必要はない。
といったところです。
それに「タッチ操作は感覚的に使える」みたいに言われますが、それなりに覚えるべきことはあります。
「タッチ操作」が売りのスマートフォンでも、操作法がなかなか身につかない人はたくさんいます。
だからウインドウズに慣れた人にとって、また最初から覚えなければいけないことがあるのも確かです。
もちろん値段的にも2万円以下で買える機種もあるので、あれこれと悩むより、とにかく買ってしまうというのもひとつの考え方です。
手軽さや機動性の良さは明らかにタブレットPC に軍配が上がるので、併用はかなり効果的です。
ということで、必要に応じてノートパソコンとタブレットPCを使い分ける、というのが最もスマートではないでしょうか?
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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