Yahoo! JAPAN ID を守る機能として「ワンタイムパスワード」が紹介されていますが、これは効果的ですか?
従来の固定された ID とパスワードに加え、ログイン時に利用者だけに届けられた、1回限り有効な 6桁の番号を入力する仕組みなので、不正にログインされる可能性は格段に低くなります。
日本で最大級の利用者を抱えるヤフー(Yahoo! JAPAN)では、サービスへログインするときに必要な「Yahoo! JAPAN ID」を守るための「もっと安全ガイド」を紹介しています。
◆ もっと安全ガイド - Yahoo! JAPAN IDガイド
この中でも、特に強力なのが「ワンタイムパスワード」です。
固定の「Yahoo! JAPAN ID」と「パスワード」だけでは、もしも情報が流出してしまえば、それを使って不正にログインできてしまいます。
そこで、ログイン時に毎回違う、1回限りのパスワードが追加で必要となればかなり安全です。
それがヤフーの「ワンタイムパスワード」です。
1回限りの 6桁の数字でできたパスワードは、スマートフォンがあれば専用アプリが使えますし、スマートフォンがなくても自分専用のメールアドレスがあれば、ログイン時に自動で送信されるように設定が可能です。
※パスワードというよりは、パスナンバーですね。
設定は落ち着いてやればできます。メールの場合で説明しましょう。
- Yahoo! JAPAN の「ワンタイムパスワード」ページで「今すぐ設定する」ボタンをクリック。
◆ ワンタイムパスワード(OTP) - Yahoo! JAPAN IDガイド
- お持ちの「Yahoo! JAPAN ID」と「パスワード」で「ログイン」。
- 「設定開始」ページで、ワンタイムパスワードを受け取る方法を選択します。ここでは「メール」を選択した場合で説明します。
- 「メールアドレスの選択」で登録しているメールアドレスが表示されるので「ワンタイムパスワード」が届くアドレスとして確認(複数ある場合は選択)して「送信」ボタンを押します。
- 設定したメールアドレスに「ワンタイムパスワード」が届きます。
※メールの場合、有効期限は届いてから10分です。 - ワンタイムパスワードを入力して「設定」ボタンをクリック。
- 「設定情報」を確認して、念のため「復帰用メールアドレス」も先ほどのアドレスとは別なものを「設定」しておくと安全です。
スマートフォンをお持ちで、アプリの操作ができる人は専用アプリをダウンロードして使ったほうが、いつでもどこでも使えるので便利です。
※ ワンタイムパスワードが 1分で切り替わります。
設定が済んだら、次回、Yahoo! JAPAN にいつもの「Yahoo! JAPAN ID」と「パスワード」でログインします。
すると登録したメールアドレスに自動で「ワンタイムパスワード」が送信されます。
「ワンタイムパスワードの認証」に届いた「ワンタイムパスワード」を入力、「認証」ボタンをクリックすればログインできます。
ワンタイムパスワードは毎回違うものが生成されますし、有効期限もあります。そして1回使えばそれっきりなので安心です。
◆◇◆
「ワンタイムパスワード」の設定は面倒な感じもしますが、手間がかかるのは最初だけです。
2回目以降は設定したメールアドレスに届いた 6桁の数字を入力するだけなので、メールを使い慣れていれば難しくありません。
※スマートフォンなら持ち歩けることもあり、さらに便利です。
とはいえ毎回、「ワンタイムパスワード」をメールで受け取り、入力する手間が増えたのは確かなので面倒に感じることがあります。
そんなとき、もし決まったパソコンしか使わない場合には「ワンタイムパスワードの認証」画面で
□ この端末では次回からワンタイムパスワードの入力を省略
にチェックを入れてから「認証」します。
これで、いつものパソコンから Yahoo! JAPAN にログインするときだけ「ワンタイムパスワード」の入力が不要になります。
そして万が一「Yahoo! JAPAN ID」と「パスワード」が流出したとして、いつもと違うパソコンからログインすれば「ワンタイムパスワード」が要求されるので、不正利用を未然に防ぐことができます。
※ 同時にワンタイムパスワードのメールも届くので、ログインした覚えがないときにメールが届いたら、すぐにパスワードを変更しましょう。
もしもあなたが Yahoo! JAPAN に登録済みで、各種サービスをよく利用しているなら「ワンタイムパスワード」の導入は検討の価値ありです。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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