個人情報やパスワードを記録したメモにパスワードをかけて保存したいのですが、扱いの簡単な方法はありませんか?
「ひみつメモ帳」というフリーウエアを使えば、メモした内容を暗号化して保存でき、開くためのパスワードを設定できます。
すでにファイルをパスワード保護する方法はいくつか紹介しています。
しかし、ワードやエクセルのファイルは開くのに少し時間がかかるし、ファイルを圧縮してパスワードを設定するのも結構、面倒なものです。
そこで、もっと手軽に大切な情報にパスワードをかけて保存する方法としてフリーソフトの「ひみつメモ帳」を紹介します。
◆ ひみつメモ帳
ここからソフトをダウンロードするわけですが、用途によって2種類のファイルを使い分けることができます。
◇ Windows 版インストーラー
- パソコンに「ひみつメモ帳」をインストールすると「ひみつメモ帳」を使って、パスワードをかけて保存したファイルをダブルクリックするだけで自動的に「ひみつメモ帳」が起動するので便利です。
- 一方で、インストールすると作成したファイルは南京錠のアイコンとなり、パスワードをかけたファイル(=重要な内容が保存されている)ことが分かってしまうのが少し気になります
◇ Windows 版 ZIP アーカイブ
- ZIP形式で圧縮されたアーカイブを解凍すると「SealedPad.exe」という実行ファイルがあります。
- ダブルクリックで「ひみつメモ帳」を単独で起動することができます。
- ファイルと連動しませんが、フリーソフトをインストールできないパソコンでも使えるし、アイコンが南京錠になることもありません。
- たとえば USB メモリーや外付けハードディスクに「ひみつメモ帳」の実行ファイルも保存しておけば、いつでもパスワードを解除できます。
◆◇◆
「ひみつメモ帳」のテキストエディターとしての機能は、ウインドウズに付属している「メモ帳」とほぼ同じなので高度なことはできません。
特にテキストファイル(*.txt)さえ読み込めないし、テキストファイル形式で保存もできないほど徹底しています。
作成したファイルを保存するときにパスワードを設定するだけです。
◆ テキストを256ビットのAESで暗号化できるシンプルなメモ帳「ひみつメモ帳」 - 窓の杜
その分、起動は速く、動作も軽く、大切なデータを入力したり、データのコピーや貼り付けで繰り返し使うときなど、かなり快適です。
保存したファイルを開くときにパスワードを要求されるので、入力して「OK」をクリック。
開いたらすぐに編集できます。編集後に上書き保存して閉じれば、前回と同じパスワードでデータの保護ができます。
当然、自分自身がパスワードを忘れてしまったら、開くことができなくなしますし、パスワードを調べる方法もありません。
結果として大切な情報を確認できなくなることもあるので、パスワードはお忘れなく。
最後にお約束ですが、フリーウエアなので自己責任でご利用ください。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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