オンラインストレージ「Skydrive」の紹介と活用法

質問Windows 8 のスタート画面には最初から「Skydrive」のタイルがありますが、どうやって活用すればいいのでしょうか?

回答「Skydrive」はマイクロソフトが提供するオンラインストレージサービスで無料の容量は 7GB。ファイルの保存や共有はもちろん、ウインドウズやオフィスと連動させることで便利に使えます。

追記(2014/3/01) 「Skydrive」は2014年2月より名称を「OneDrive」に変更。
追記(2014/7/01) 「OneDrive」の無料分は2014年6月より「15GB」に増量。
追記(2016/2/10) 「OneDrive」の無料分は2015年11月より「5GB」に縮小。

 

すでに「Skydrive(スカイドライブ)」は紹介しています。

パワーポイントでのプレゼンをネット上で公開する

メールを使った大容量のファイル送信と共有

 

記事を書いた2010年当時の「Skydrive」のポイントは以下の通りでした。

  • マイクロソフト社の「Windows Live」サービスのひとつ
  • 利用するには登録と「Windows Live ID」の取得が必要
  • 初期登録時に与えられる無料で使える容量は「25GB」

 

ところが、マイクロソフトは「Windows Live」というサービスブランドの終了に伴い、「Skydrive」を切り離し、「Windows Live ID」も現在は「Microsoft アカウント」と名前を変えています。

 

さらに 2012年4月に Skydrive は

登録時の無料で使える容量を 7GB に減らし、

既存の利用者だけ 25GB にできる期間も終了しています。

 

そんなことで、以前の説明と違ってきており、Windows 8 との親和性も新しい魅力となっているため、再度、取り上げます。

まず「SkyDrive」の新しい紹介ページはこちら。

Microsoft SkyDrive ダウンロード - Microsoft Windows

 

このページで「今すぐ開始」ボタンをクリックすると

 

「Skydrive」への「サインイン」画面が表示され、すでに「Microsoft アカウント」を持っていれば、登録メールアドレスとパスワードでサインインできます。

 

持っていない場合は「新規登録」から新たに「Microsoft アカウント」を取得する必要がありますが、メールアドレスがあれば作成できます。

Microsoft アカウントとは - Microsoft Windows ヘルプ

 

ここで注目すべきなのが

Microsoft アカウントは、Windows 8 が実行されている任意の PC へのサインインにも使用することができる

ということです。

 

「Skydrive」や「Outlook.com」のメールアカウントを取得した特定の  「Microsoft アカウント」で Windows 8 にサインインすると、すぐに  連動した「Skydrive」や「メール」も利用することができます。

Outlook.com - Microsoft Outlook メール

 

つまり Windows 8 以降では「Microsoft アカウント」でサインインすることで、いつでもネット上に保存されたオンラインストレージ上のデータを活用し、ウェブメールを送受信できるということです。

 

たとえば私の Microsoft アカウント で会社のパソコンにサインインすると、保存しているファイルを見ることができます。

 

Windows 8 より前の Windows でも「Microsoft アカウント」 さえあれば「Skydrive」「Outlook.com」を利用することができます。

 
◆◇◆

さらに「Skydrive」では

  • 無料の Windows 版デスクトップアプリをインストールすると、パソコンの中に「Skydrive」というフォルダーができ、自動的にオンライン上に保存したファイルと同期させることができます。

    → パソコン内の「Skydrive」フォルダーに保存したファイルは自動でオンライン上の「Skydrive」にも同期保存されるため、大切なデータのバックアップにも利用できます。
  • 「Skydrive」でオンライン上に保存したファイルは一般公開や特定の相手との共有、サイトやブログへの埋め込みができます。
     
    → 特にマイクロソフトのワード、エクセル、パワーポイントで作成したファイルを共有するには最適のサービスです。 
  • 「Windows Phone 用」「iPhone と iPad 用」「Android 用」の「SkyDrive」アプリが用意されています。

    → スマートフォンやタブレット端末を使って、どこからでもいつでもファイルの閲覧、共有、アップロードができます。

 

無料の容量が 25GB から 7GB に減ったのは残念ですが、競合サービスに比べると容量的には十分に競争力はあります。  

SkyDrive を比較する

もちろん、たとえば競合する「Dropbox」には保存したファイルに変更を加えても、その履歴が保存されているという点で優れています。  

 

あとは、どういう利用をするのか、したいのかで使うサービスを決める、あるいは併用して使い分ける、という選択肢もあるでしょう。

今後も「パソコンは Windows を使う」という人は、親和性を考えると「Skydrive」を採用するというのは、十分に検討の余地ありです。

 

理解を深めるための「パソコン用語解説

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