キーボードの「変換」キー、「無変換」キーはどう使うのですか?
「変換」キーで確定済みの文字を再度、変換可能な状態にできます。変換可能な状態で「無変換」キーを押すと、ひらがな、カタカナの状態に切り替えられます。
アンケートで「キーボード」や「文字入力」について尋ねたところ
「変換」「無変換」というキーは不要ではないか
というご意見がありました。
※ 「スペース」キーの右が「変換」キー、左が「無変換」キーです。
確かに「変換」や「無変換」キーは使わなくても文字入力や変換はできますが、たとえば以下の場合に便利です。
・ 文字入力を確定した後で誤変換を見つけ、再度、入力するとき
・ 変換する前に、うっかり全部ひらがなで確定してしまったとき
・ 難しい漢字に変換したものの、あとからひらがなに戻すとき
もちろん、再変換したい文字を削除して、再度、文字入力してやり直したとしても、それほど大変な作業ではありません。
それでも
再変換したい文字を選択して「変換」キーを押せば
再変換できる状態となり、メニューから再選択できる
のは便利です。
ジャストシステムの IME 「ATOK」の場合、再変換のキー操作は
[Shift] キー+「変換」キー
という組み合わせになります。
さらに漢字に変換したものの、ひらがなのほうが良かったかな、と思うことはありませんか?たとえば「いわゆる」を「所謂」と変換確定したあとで、やっぱり「いわゆる」のほうがいいと思ったときなどです。
その場合は「所謂」の文字を選択して反転表示させてから「変換」キーを押すと再変換できる状態になり、そこで続けて「無変換」キーを押すとひらがなの「いわゆる」に戻すことができます。
※ もちろん再変換の候補から「いわゆる」を選択しても構いません。
この「変換」キーによる再変換は、最初に再変換したい文字を選択してから実行しますが、
ワードなど一部のソフトは選択しなくても、文字の末尾などに
カーソルを合わせた状態でも「変換」キーで再変換できます。
たとえばワードで「時間が速い」と入力確定してから、すぐに「早い」が正しいと気がついて「速い」の末尾にカーソルがある状態で「変換」キーを押せば「速い」が再変換できる状態になります。
※ ワードで文章作成をする人は覚えておいて損はないでしょう。
◆◇◆
慣れないうちは「変換」キーで再変換するよりも、誤変換の文字を削除して入力し直すほうが速いかもしれません。
それでも書き終わってすぐの場合や、文章が長くて再変換をしたい文字が多いときは「変換」キーのほうが便利な場合もあります。
1.全部を選択します。
▼
2.「変換」キーを押します。
▼
3.一気に変換してくれます。
誤変換があれば、直せばいいでしょう。
ということで、まずは何度か再変換をやってみて「操作として自分に馴染むかどうか」を確認した上で使用するかを決めてもいいかもしれません。
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