「らくらくスマートフォン」なら、誰にでも使えますか?
初めてでも使いやすい工夫が加えられており、スマートフォンを使いたいけど操作が不安、という人には選択肢となるでしょう。
「今日のひとこと」で紹介しましたが、「もっと楽しむ!らくらくスマートフォン」の解説本を刊行中の FOM出版さんから「らくらくスマートフォン」の実機を貸していただくことができました。
まずは「らくらくスマートフォン」を見て、触って感じたのは
サイズや重さは平均的なスマートフォンと変わらない
ということです。
※ 左が iPhone 4s、右が「らくらくスマートフォン」
液晶サイズ(約4.0インチ)、大きさ(130mm×64mmX10.9mm)、重さ(約138g)、カメラの解像度(810万画素/32万画素)など、私が愛用する iPhone 4S(液晶3.5インチ、重さ140g)より、ひと回り大きい画面ですが、その分、見やすく、操作しやすく感じました。
※ちなみに iPhone 5 では4インチになりました。
機能&スペック的には十分に「スマートフォン」といえそうです。
次に、ひと通り使ってみた感想ですが、とても使いやすく感じました。
・ 「ホーム」や主な画面でボタンが大きく、見やすくて押しやすい
・ 画面を指で押したときに振動する「プレス」操作は安心感がある
ボタンを押すとブルっと振動するプレス操作は確実です。
・ 「らくらくフォン」のノウハウをスマートフォンに生かしている
一番下に「ホーム」ボタンでいつでも「ホーム」に戻れます。
「ワンタッチダイヤル」も「らくらくホン」と同じ仕組みです。
これらの工夫は素直に評価していいでしょう。
一方で、気になる点としては
◎ 「プレス」操作の文字入力は手間がかかり、肩がこりそう
「ほ」を出すのに「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」と5回プレスが必要
・ 人気のアプリ、話題のアプリをあとから追加できない
・ 地図は Googleマップ、動画は YouTube など定番アプリは欲しい
アプリは最初から固定されており、自由に追加できません。そのため「らくらくスマートフォン」はシンプルで使いやすいともいえます。
一方で、やはりスマートフォンの大きな魅力は「豊富なアプリ」なので、できれば、ドコモや富士通が決めたものでいいので、厳選したアプリのリストがあり、その中から選んで追加できればいいのにと感じました。
もちろん、これ以上の機能を望むのであれば「らくらくスマートフォン」ではなく、一般的なスマートフォンにすればいい、ともいえます。
◆◇◆
すでにスマートフォンを愛用している私が「らくらくスマートフォン」を正当に評価できるかは微妙ですが、それでも、これなら自分の両親が持っていても「教えやすそうだ」と感じました。
※ 普通のダイヤルも「ワンタッチダイヤル」もかけやすいです。
各種登録も、プレス操作で確実に操作していきます。
正直、iPhone でも、一般的な Android 端末でも、ホーム画面などが自由に設定できる分、教えるのは難しいですが、「らくらくスマートフォン」の「ホーム」画面は非常に分かりやすく、教えやすいです。
※ 最初の画面を上にスライドさせ、「ホーム」画面を開きます。
そしていざというとは「らくらくホンセンター」の電話サポートが受けられます。今回は、お借りした機器なので、その実力は確認できていません。
あと、文字入力やメールの使い方など、きちんと自分で覚えたいという人には、今回、「らくらくスマートフォン」を貸してくださった FOM出版さんの教本「もっと楽しむ! らくらくスマートフォン」は手助けになります。
現状のケータイで満足できていれば、あえて変更する必要はないですが、スマートフォンに挑戦してみたい人には「らくらくスマートフォン」がひとつの選択肢になることは間違いないでしょう。
「なにしろパソコン」では記事内に Amazon や 楽天 が販売する商品へのリンクや画像を掲載することがあり、そのアフィリエイトリンクを経由して商品の購入があったときに販売元から広告収入を得る場合があります。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。