今年もまた節電が必要になりそうです。パソコンの省電力設定について「おさらい」をしたいのですが?
では「電源オプション」で設定を確認しましょう。
パソコンで省電力設定にする場合のポイントは、パソコンを不使用時に以下の状態に切り替えるまでの時間を短くするのがメインです。
・ ディスプレイを暗くする
・ ディスプレイの電源を切る
・ スリープ状態にする
そしてさらに 定常的に
・ ディスプレイの明るさを抑える
ことです。
これらの設定画面が「電源オプション」であり、Windows7 の場合、以下の手順で開きます。
1.「スタート」メニューから「コントロールパネル」をクリック
2.「ハードウェアとサウンド」をクリック
3.「電源オプション」をクリック
4.「省電力」を選択し、右の「プラン設定の変更」をクリック
5.「省電力」の設定変更画面で以下の設定をおこなう
・ディスプレイを暗くする
・ディスプレイの電源を切る
・コンピューターをスリープ状態にする
・ディスプレイの明るさを調整
6.「変更の保存」をクリックして設定は完了
昨年、マイクロソフトが提示した節電プログラムの設定は以下の通り。
・ ディスプレイを暗くする: 2分 (Windows 7 ノートPC)
・ ディスプレイの電源を切る: 5分
・ コンピューターをスリープ状態にする: 15分
・ディスプレイの明るさ: 40% (ノートPC)
すでに、この時間より短く設定している場合は、それ以上無理をしなくてもいいでしょう。
特に「ディスプレイの明るさ」は「40%では見えにくい」ということがあれば本末転倒なので、作業に支障のない程度にしましょう。
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イラストやグラフが満載の関連記事がマイクロソフト社より公開されているので参考にしてください。
◆ Windows PC の節電方法 TOP : Microsoft Windows
この中で興味深いのは
・ Windows 7 を搭載した 2010年の PCは、5年前の 2006年の PCと
比較して、約 53%も消費電力が削減される
・ デスクトップ PC (Windows XP) の平均消費電力は 102 W、
家庭の平均的な使用時間 1日 3時間なら 306 Wh、
待機電力は 2.3 W で 21時間分で 48 Wh。
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つまり、PC の 1日あたりの電力消費量は、306 + 48 = 354 Whで
これは家庭における消費電力量の約 4%
この2つの情報を合わせると、最新の Windows 7 登載 PCであれば家庭電力消費量の 2%にも満たない、ということです。
これはWindows XP の能力というよりは、パソコンのハードウエアが進歩したためでしょう。
もし、使用中のパソコンが5年以上前のマシンで、起動に時間がかかり、高熱になってファンが回りっぱなし、という状態なら、節電のためにも、そろそろ買い替えを検討したほうがいいかもしれません。
ただし、秋以降に Windows 8 が登場するため、悩ましいところです。
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