エクセルのシートに挿入した複数のチェックボックスに、いくつチェックが入っているか集計することはできますか?
各チェックボックスの状態をセルとリンクさせ、それらのセルでチェックされている数をカウントできます。
エクセルのシートにチェックボックスを挿入する方法を紹介しました。
この方法で複数のチェックボックスを挿入して、全部でいくつチェックされているかカウントすれば、アンケートの集計などにも使えます。
具体的には、各チェックボックスの状態(オン/オフ)を指定したセルとリンクさせ、それらのセルを集計してオンの数をカウントします。
1.チェックボックスを右クリック、表示されたメニューの中から
「コントロールの書式設定」を選択
2.「コントロールの書式設定」画面で「コントロール」タブを選択
3.「コントロール」タブ画面で「リンクするセル」の入力ボックス
右端にあるセルを指定するボタンをクリック。リンクするセルを
選択して、再度、入力ボックス右端のボタンをクリック
4.「コントロールの書式設定」画面を「OK」で閉じれば、選択した
セルにチェックボックスの状態が「TRUE」「FALSE」で自動表示
・チェックボックスにチェックが入っている → TRUE
・チェックボックスにチェックが入っていない → FALSE
5.リンクさせたセルをすべて含む範囲を指定し、その中に「TRUE」
がいくつあるかを「COUNTIF 関数」を使って集計
たとえばリンクさせたセルが C2 から C20 の間に並んでいる場合、
=COUNTIF(C2:C20,TRUE)
という式でチェック数(「TRUE」の数)をカウントできます。
実際にチェックボックスに、チェックを付けたり外したりすることで集計された数字がチェック数と一致するか確認してみましょう。
「TRUE」「FALSE」の表示が不要な場合は、そのセルの範囲を非表示にすればスッキリします。上の例なら「C」の列を選択、右クリックしたメニューから「非表示」を選択します。
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このチェックボックスの集計を使えば
? 以下の設問で、当てはまる項目にチェックを入れてください ?
といったシートを作り、各設問に「はい」ならチェックしてください、とチェックボックスを用意して、チェック数で『あなたのxx理解度』を自動判定させることもできます。
たとえば 10個のチェックボックスを作り、「COUNTIF関数」でチェック数を集計、さらに「IF関数」で以下の文字を表示させることができます。
チェック数 1~3 のときは 初心者
チェック数 4~6 のときは 中級者
チェック数 7~10 のときは 上級者
具体的には、セル「B22」にチェック数が集計されているとすれば
=IF(B22>3,IF(B22>6,"上級者","中級者"),"初心者")
という式でチェック数による「理解度」が表示できます。
チェック数が「6」なら自動的に「中級者」と判定されます。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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