エクセルで書類のひな型を作成中ですが、クリックで「レ点(チェックマーク)」のオン/オフを切り替えられるチェックボックスを付けることはできますか?
単純なものでよければ、クイックアクセスツールバーに追加用のチェックボックスのコマンドボタンを追加しておくと便利です。
エクセルでセルの枠を生かした書類のひな型を作るとき、印刷した後に書き込むよりも、ファイルに直接、必要事項を入力したあとで印刷することが増えました。結果がファイルとして保存できるのも便利です。
特にセルを利用すれば入力ボックスは簡単に作れます。加えて複数項目から該当するものをいくつかチェックしてもらう「チェックボックス」やひとつだけ選択する「オプションボタン」を付けたいときがあります。
たとえば「チェックボックス」なら、クリックすればチェックマークが付き、もう一度、クリックすると外れるようにできたら便利です。
この動作をするチェックボックスを追加するとき、Office 2007 以降に導入された「クイックアクセスツールバー」に「チェックボックス」や「オプションボタン」のコマンドを追加しておくと便利です。
追加の手順は簡単です。
A.クイックアクセスツールバーの設定
エクセル画面の左上にある「クイック アクセス ツールバー」の
右端にある▼マークをクリックして表示された「ユーザー設定」
メニューから「その他のコマンド」を選択します。
B.「チェックボックス」の追加
開いた「Excelのオプション」画面の左の「コマンドの選択」で
「リボンにないコマンド」を選択、下に表示されたリストから
・ チェックボックス(フォームコントロール)
を選択後、真ん中の「追加」ボタンをクリックすれば、右側の
「クイック アクセス ツールバー」のリストに追加されます。
「クイック アクセス ツールバー」に「チェックボックス」の
コマンドが追加されます。
リボンに「開発」タブを追加して、そこから「チェックボックス」 を「挿入」しても同じことなので、お好みでどうぞ。
あとは「チェックボックス」を設置したいシートを開き、先ほど用意した「チェックボックス」コマンドをクリック、シート上で「チェックボックス」を設置したい場所をクリックすれば挿入されます。
「チェックボックス」の右クリックで「テキストの編集」を選択すれば項目名を書き換えられます。
同様に「チェックボックス」を右クリックすれば選択された状態になるので、コピーや削除、移動もできます。
◆◇◆
本来はフォーム用の「チェックボックス」なのでチェック数を集計する設定もできますが、とり急ぎチェックボックスをシート上に挿入して使うだけなら、これで十分でしょう。
それでもせっかくなので、次回は「チェックボックス」を使った集計方法を紹介します。
◆ エクセル(Excel)でチェックボックスを使った集計方法
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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