エクセルで数値の端数を四捨五入したいのですが。
「関数の挿入」から「四捨五入」で探してみましょう。
あまりエクセルで計算しない人は簡単な関数でも忘れてしまいます。関数名はもちろん、細かい書式まで正しく覚えているほうが珍しいです。
◆ ワークシート関数の一覧 - Excel - Office.com
※410種類もの関数が紹介されており、慣れない人には呪文です。
そんなとき、たとえば『数値を四捨五入する関数』を調べたいとします。
手っ取りのがネット検索で
エクセル 四捨五入
という2つのキーワードで検索すれば「ROUND関数」に関する記事が数多く見つかります。
さらに簡単なのがエクセルの「関数の挿入」を使って関数を探しながら、すぐに利用するという方法です。
1.関数を挿入したいセルをクリックして選択。
2.数式バーの左端にある「fx」というボタンをクリック。
3.「関数の挿入」画面が開くので「関数の検索」ボックスに
「四捨五入」と入力して「検索開始」ボタンをクリック。
4.「関数名」の候補で一番上に表示された「ROUND」が選択
された状態で、その候補一覧の下に
「ROUND(数値,桁数)
数値を指定した桁数に四捨五入した値を返します。」
と解説があるので、これが欲しい関数だと分かります。
5.その関数で大丈夫そうなら「OK」ボタンをクリックします。
「関数の引数」画面が表示され、直接、数値と桁数を入力してみれば、どんな感じで計算されるかも分かります。
たとえば「数値」に「123.45」、「桁数」に「1」を入力すれば「数式の結果」は「123.5」となり、なるほど「1」で小数点以下1桁で四捨五入されるのだと実感できます。
とすれば「桁数」に「-1」を入力すれば「数式の結果」は「120」となることが直感的に理解できるわけです。
より詳しい「関数」の説明が欲しければ「関数の引数」画面左下にある「この関数のヘルプ」をクリックすれば該当するヘルプが表示されます。
◆◇◆
いくつかの関数を組み合わせて計算をする場合、ネットで調べたほうが効率よく解決方法が見つかることもありますが、シンプルな関数だったり、以前使った関数が思い出せないだけなら「関数の挿入」が便利です。
また「関数の挿入」画面を開く手順としては、リボンで「数式」タブを選んで、左端の「関数の挿入」ボタンをクリックする方法が「正攻法」ですが、数式バーの左端にある「fx」ボタンならワンクリックです。
※ 「関数の挿入」は [Shift]+「F3」キーというショートカットキーも
ありますが、このキーを覚えるより「fx」ボタンのほうが楽です。
ということで
関数は必要な時に、「関数の挿入」で探したり、思い出せばいい
と割り切って、あとは「こんな関数があったはず」というレベルで記憶しておけば十分、というのが今週のまとめになります。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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