2台目のパソコンを買いましたが、ファイルの共有が面倒です。
「Dropbox」ならネット経由で最新のファイルを共有できます。
パソコンが広く普及し、値段も安くなった現在、一般の人でもパソコンを2台以上持っていたり、自宅と会社で2台のパソコンを使ったりといったことが、それほど特別なことではなくなりました。
となると複数台のパソコンで同じファイルを、最新の状態で共有したいと感じるのですが、自宅だけなら Windows の共有フォルダー機能でもいいのですが、自宅と会社、出先からは使えません。
そんなときにインターネット経由で、常にファイルを最新の状態で共有できるサービス「Dropbox(ドロップボックス)」が便利です。
◆ Dropbox http://www.dropbox.com/
まずは専用ソフトをダウンロード&インストール、同時にアカウントを取得するわけですが、メールアドレスがあれば名前は何でも構いません。パスワードを決めれば、それでもうアカウントはできてしまいます。
記憶容量「2GB」までは無料で使うことができます。私は Dropboxを愛用していますが、よく使うファイルだけなので 2GBで足りています。
◆ Dropbox - 料金 http://www.dropbox.com/pricing
インストールが終了し、タスクトレイに Dropbox アイコンが常駐され、シングルクリックか右クリックでメニューが表示され、「設定...」で細かく設定できます。
ダブルクリックするとパソコンの Cドライブ上に作られた「Dropbox」フォルダーが開くので、普通のフォルダーと同様に操作できます。
つまり、この「Dropbox」フォルダーに共有したいファイルをドラッグ&ドロップしておけば、インターネット上の Dropbox サイトへのアップロードや他のパソコン上のファイルとの「同期」も自動的におこなわれます。
※ 「Dropbox」フォルダー上のファイルを直接、編集もできます!
この Dropbox のインストール作業を、ファイルを共有したいもう1台のパソコンでおこない、取得済みのアカウントを入力すれば、Dropbox サイト上のファイルを共有できる「Dropbox」フォルダーができます。
とても便利なのは、インターネットにつながっていなくても、パソコン上にある共有ファイルは使うことができるし、つながったときに2台のパソコン上で最新のファイルになるように「同期」してくれるのです。
パソコン1台で Dropbox を使っていても、パソコンが壊れたときでも、新しいパソコンで復元できるので、バックアップとしても強力です。
注意点としてはメールアドレスとパスワードだけで Dropbox サイトに保存したファイルが入手できるので、パスワード管理には気をつけて、絶対に流出しては困るファイルは共有しないほうがいいでしょう。
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DropBox は 2008年にサービス開始、しばらく日本語に対応していなかったのですが、2011年4月、正式に日本語対応となり、今回、紹介しました。
DorpBox はパソコンでの利用はもちろん、iPhone や Android OS 搭載のスマートフォンでもファイルを共有できるので、とても便利です。
◆ Dropbox - モバイル http://www.dropbox.com/anywhere
たとえばスマートフォンで撮影した写真を Dropboxアプリで取り込めば、パソコンで直接加工できるし、逆にパソコンで作成した資料を DropBox に保存しておけば移動中にスマートフォンで確認できます。
あとは使う人のアイデア次第ですが、試しに一度、使い始めるときっと手放せなくなるサービスであることは間違いありません。
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