ツイッターは震災直後でも使えていたようですが?
今回の震災を通じて、その利点と注意点が明確になってきました。
今回の震災で実感として分かったことのひとつが、携帯電話がつながらない状況でも通常通り使えていたツイッターは災害時にも使える通信サービスになりうるということでした。
◆ Twitter(ツイッター) http://twitter.com/
特に災害時にツイッターの最大の利点として考えられるのは
・ 災害発生後、自分の状況をツイッターで投稿しておけば簡単に
1度だけで安否情報を残すことができる
・ 気になる相手がツイッターをしていれば、その人に電話などで
連絡を取らなくても安否情報を知ることができる
・ パソコン、携帯電話、スマートフォンなど幅広いツール、場所
で投稿、確認ができるため、災害時に使える可能性が高くなる
つまり安否確認、非常連絡時に有効ということです。
もちろん安否情報を残す人がツイッターを使っていることが前提であり、確認する人が気になる相手をツイッターでフォローしているか、または相手のユーザー名を知っていて検索できる必要があります。
それでも大きな災害直後は携帯電話がつながらないか、つながりにくい状況が予想されるため、緊急時の連絡手段のひとつとしてツイッターに登録しておいて、大切な人とお互いに知らせておく価値はあるでしょう。
お互い「フォローしている」と「つながっている」安心感があります。
とはいえ、これを機会に年配の方にもツイッターが急速に普及するとは思いませんが、こういう非常時にも強い通信手段がある、ということが分かっただけでも大きな収獲といえるでしょう。
◆◇◆
一方で
ツイッターを通じて間違った情報やデマ(嘘の情報)が流れたり、刻々と変わる内容の情報が、すでに古くなっているのにツイッターの中では最新情報のように流れてしまう
といった問題も多発しました。
そういった問題の防止には、疑わしい投稿を見抜く力と、変化していく情報を転送するときには「リツイート」を使ったり、自分が情報を発信するときには本文中に日時を付ける、といった予防策が必要です。
◆ 緊急時に価値のあるツイートを自分のフォロワーに
正確に紹介したいときは「リツイート」が適している
◆ 刻々と変わる情報のツイートには本文中、できれば
文頭に最低でも現在の時間をつけよう!
ツイッターは発展途上のサービスです。今回のようなことを経験して、さらに便利で問題の少ないサービスに改良されることを期待しています。
【追記(2011/6/25)】
家族の安否確認にツイッターは有効に使えるツールのひとつになると判断して「ツイッターをはじめませんか」という冊子を作成、PDFにして無料公開しました。
◆ 「災害時でも家族とつながるために?ツイッターをはじめませんか?」PDF冊子を無料公開
また、関連情報を集めたFacebookページも公開中です。
◆ ツイッターをはじめませんか ?災害時でも家族とつながるために
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