作成中の文章で、編集したい部分だけを選択するのが苦手です。
[Shift]キーを押しながら矢印キーで範囲の選択が楽になります。
ワードやメールなどで文章を作成しているとき、ちょっと一部分だけを削除したり、コピーや切り取り、そして貼り付けたいときがあります。
そんなとき、マウスで編集したい部分をドラッグして、反転表示になるように範囲選択するのが一般的ですし、それでまったく問題ありません。
それでも文章を入力しているときは、なるだけキーボードから離れず、キーボードだけで操作できると作業がより効率的になります。
たとえば、文章中の一部分だけ削除したいとき、その削除したい部分の左端まで上下左右の「矢印キー」を使ってカーソルを移動させます。
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左端にカーソルがある状態で [Shift]キーを押しながら、右矢印キーを押すと、反転表示となる選択範囲が右にひとつずつ広がっていきます。
ちょっと行き過ぎても [Shift]キーを押した状態であれば、左矢印キーで選択範囲を狭くしていくこともできるので、細かい範囲を選択したいときにはマウスやトラックパッドでの操作よりも簡単です。
さらに数行から段落全体まで一気に選択範囲を広げたいときは、これも [Shift]キーを押したままで上下の「矢印キー」で調節します。
[Shift]キー +「矢印キー」で選択した部分を削除したいときには「Back space」キーか「Delete」キーを押しますが、選択部分を別の文章に書き換えたいときは、そのまま文字入力をはじめます。
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「矢印キー」は押し続ければ、カーソルが連続して矢印方向に進むので、画面上で見える範囲なら [Shift]キーとの組み合わせで十分に使えます。
それでも数ページにも渡る(スクロールが必要な)範囲を選択する場合、さすがに「矢印キー」ではちょっと移動に時間がかかることもあります。
そんなときは最初の部分にカーソルを合わせた状態で、[Shift]キー を押しながら最後の部分(選択したい範囲の右端)をクリックします。
これで一気に選択した部分全体が反転表示されます。何章かに分かれた文章で途中の章を一気に削除したり、移動させるときなどに有効です。
文字編集で選択範囲を決めるとき [Shift]キー +「矢印キー」を使う方法は、日頃やっていないと慣れるまで少し時間がかかりますが、一度、慣れるとマウスでドラッグする操作はまどろっこしく感じるはずです。
それでも端から端までカーソルを動かすような場合は「矢印キー」ではなく、マウスやトラックパッドで希望の場所をクリックして移動させるほうが早いので「使い分け」が大切です。
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