「PDF」形式のファイルがいまひとつ扱いづらいのですが。
タブ切り替えができるフリーの PDF ビューワーソフトがあるので試してみてはいかがでしょう?
マイクロソフトのワードやエクセルでも「PDF」形式でファイル保存ができることもあり、「PDFファイル」は以前よりも幅広く使われています。
※ Office 2010 ではアドインの追加なしでPDF変換できます。
ところが PDFファイルを開いて内容を閲覧する標準ビューワー、アドビシステムズの「Adobe Reader(アドビリーダー)」はお使いの環境にもよりますが、ソフトの起動に結構、時間がかかります。
◆ Adobe Reader(アドビリーダー)
そこで今回は軽快に起動、表示ができて、しかも複数の PDFファイルをタブで切り替え表示できるフリーの「PDFビューワー」を紹介します。
◆ PDF-XChange Viewer(窓の杜 - 文書作成)
ダウンロードした「PDFXVwer.exe」を起動させると、インストールの前に「セットアップに使用する言語を選んでください」と画面が表示されるので「Japanese」を選択すればメニューなどが日本語で表示されます。
また「追加タスクの選択」画面が開き、以下の項目のチェックボックスにチェックが入ったまま「次へ」進むと、インストール後、PDFファイルを開くときに自動で「PDF-XChange Viewer」が起動することになります。
□ Set PDF-XChange Viewer as default viewer for PDF files
□ Display in browser
インストールしても PDFファイルは「アドビリーダー」で開きたい場合、チェックを外して「次へ」進みます。
※ チェックを付けたまま「PDF-XChange Viewer」をインストール
しても、あとでアンインストールすれば、PDFファイルを開く
ときに自動で起動するのは「アドビリーダー」に戻ります。
さらに「Registration Information」画面では「Free Version」の選択のまま「次へ」進むことで、フリーソフトとしてインストールされます。
※ 有料の「pro」版にすれば新規に PDFファイルを作成できますが、
フリーでもタブも使える高速 PDFビューワーとして十分使えます。
インストールが完了後、複数の PDFファイルを「PDF-XChange Viewer」で開いてみてください。
各々の PDFファイルが別々のタブで開くため、切り替えてみて体感してみましょう。
◆◇◆
「PDF-XChange Viewer」は「アドビリーダー」と較べて立ち上げが速く、タブで切り替えできる、というだけでなく、起動時に表示されたツールバーを見れば分かるように以下のようなこともできます。
・開いた PDFファイルに線や図形、文字を追加、編集できる。
・スタンプや注釈の吹き出しなども貼り付けることができる。
・追加で描き込んだ PDFファイルを上書き・別名保存ができる。
メニューは日本語なので、あれこれ試して必要なら使えばいいでしょう。ただし、追加を禁止した設定の PDFファイルでは使えません。
一度、起動の速さとタブの操作性を知ると「アドビリーダー」には戻れなくなりますが、気に入らない場合はアンインストールしましょう。
※ スタートメニューの「PDF-XChange PDF Viewer」フォルダー内
「Uninstall」をクリックすればアンインストールが始まります。
あとは「好み」の問題ですが「アドビリーダー」の起動に時間がかかることを不満に感じている方は試す価値があるでしょう。
また、いつものお約束ですが、フリーソフトなのでご利用は自己責任でお願いします。
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