書店やネット上で「Evernote(エバーノート)」に関する話題を目にすることがありますが、一体どんなサービスですか?
インターネット上に各種データを保存、活用できるサービスです。まずはサービス内容と登録までを紹介しておきましょう。
Evernote(エバーノート)は2008年6月にスタートしたサービスですが、当初は英語表示だけだったので、初心者の方にはハードルが高いと感じて紹介していなかったのですが、2010年3月に日本語版が正式提供され、日本でも利用者が増えています。
ここで「すべてを記憶する」というキャッチフレーズでも分かるように Evernote でアイデアやひらめきのメモ、見聞きして得た情報やデータ、ウェブページや写真、ボイスメモなど何でも保存することができます。
ひと月に保存できるデータ容量が40MB(1回最大25MB)までなら無料で、気軽にメモを残す程度の利用法ならこれで十分です。
仕事でもプライベートでも、必要な時にちょっとメモを残す使い方でも十分に役に立ちます。特に複数台のパソコンを使っていて、ネット経由で同じ情報を保存したり、取り出したりできるのは快適です。
Windows でも Mac でも、対応のアプリケーションを無料ダウンロードできますし、iPhone や iPad、Android 携帯など各種スマートフォンで使えるアプリも無料提供されており、それこそ「どこでも」使えます。
また専用アプリケーションをインストールしなくても、ウェブブラウザがあれば Evernote サービスにアクセスしてログインすれば利用できるため、借りたパソコンでもネットにつながっていれば大丈夫です。
登録は「名前」「メールアドレス」を入力して、あとは「ユーザーネーム」「パスワード」を決め、規約を確認後「登録」ボタンをクリックします。
登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、メールに書かれた確認コードを入力すれば「登録完了」です。
この「ユーザーネーム」「パスワード」を忘れなければ、インターネットにつながった環境とパソコンなどがあれば、いつでもログインできます。
逆に「ユーザーネーム」と「パスワード」が分かれば誰でもログインできるため、自分以外は絶対に分からないパスワードを選び、管理もしっかりしましょう。大切なデータを記録したい場合は特に注意が必要です。
◆◇◆
Evernote の登録とログインが完了したら、とにかく使ってみましょう。「新規作成」でひとつひとつのデータを記録する単位である「ノート」が開くので文字を入力したり、画像をコピーして貼り付けてみましょう。
パソコンが2台あれば、両方で Evernote にウェブページからログインして、片方で保存した「ノート」がもう片方でも表示され、片方で編集すれば、もう片方も同じ内容に更新されることを確認してみましょう。
「ノート」にタイトルやタグ(分類キーワード)を付けてデータを保存、さらにある程度たまったら「ノートブック」にまとめるといった感じで、使いながら覚えていけば基本的には誰でも簡単に使えるサービスです。
もちろん、こうすればさらに便利とか、こういうツールもあるといったことは Evernote にも豊富にあるため、今回は「紹介と登録」でしたが、次回は「便利な使い方」について少し解説する予定です。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。