フォルダ内のファイルを効率よく管理する方法がありますか?
状況によって、ファイルの表示方法を使い分けてみましょう。
すでにファイル表示の方法にはどんな種類があり、どんな場合で使うと便利かを5年前、Windows XP を使ったパソコンで記事を書いています。
◆ ファイル表示方法の「使い分け」(2005/6/15)
そのあと Windows Vista、Windows 7 が登場して、ファイル表示の方法もかなり変わりました。そこで今回は Windows 7 を使ったパソコンで紹介し直してみます。参考にしてみてください。
まず、フォルダーの「ツールバー」の右側に並んだ3つのアイコンから「表示」アイコンをクリックすることで表示方法が切り替わります。
【一覧】-【詳細】-【並べて表示】-【コンテンツ】-【大アイコン】
「表示」アイコンの右に「▼」ボタンがあり、これは「その他の表示」ボタンということで、クリックすると表示方法のリストと、リストの左には上下に動かせる設定変更用の「スライダー」が表示されます。
「その他の表示」リストには「表示」アイコンをクリックしただけでは選択できない【小アイコン】や【特大アイコン】が表示されます。
【小アイコン】-【中アイコン】-【大アイコン】-【特大アイコン】
・ ファイルやフォルダのアイコンと名前だけのシンプルな表示。
【小アイコン】以外はアイコンが縮小(サムネイル)表示。
・ 「その他の表示」リストの場合、左の「スライダー」つまみを
上下に動かして調整することで、アイコンのサイズを滑らかに
「小」から「特大」まで変化させることができます。
・Windows XP における【縮小版】と考え方は同じですが、縮小
表示サイズが細かく切り替えられるように進化したわけです。
▼ 小 → 中
▼ 中 → 大
▼ 大 → 特大
【一覧】
・ ファイルやフォルダを小アイコン+名前で「縦一列」に表示。
縦一列で収まりきらないときは表示列の数が増えます。
・ 【小アイコン】表示よりも縦一列に表示される分だけ一覧性
に優れ、多くのファイルを表示させ、探したいときに便利。
【詳細】
・ 小アイコン+名前で縦一列に表示されます。名前だけでなく
サイズや種類、更新日時などが表示され、その上部に並んだ
各項目をクリックすれば「並び替え」が簡単にできます。
・ 各種ファイルのサイズを知りたい場合や、ファイルの種類、
更新日時などから必要なファイルを見つけたいときに便利。
【並べて表示】
・ ファイルやフォルダを中アイコンのサイズで表示。名前だけ
でなく、ファイルの種類やサイズも表示される。
・ ファイル数が多い場合、全部を見渡すのに何回もスクロール
することになるので、ある程度、大きなサイズで見たいとき、
そして、それほどファイル数が多くないときに便利。
【コンテンツ】
・ Windows 7 で追加された表示方法で、ビデオやミュージック
ファイルで詳細情報を表示できます。たとえばミュージック
ファイルならアーティスト名やアルバム名などです。
・ ワードやエクセルなどのファイルが中心のフォルダの場合は
ほとんど利点がないので、限定的な使い方になります。
Windows 7 では「表示」ボタンの右隣に「プレビューウインドウを表示する」というアイコンがあります。
これをクリックすると【一覧】や【詳細】表示でも、各ファイルの縮小画像やファイルのプレビューができる「ウインドウ」が追加されます。
◆◇◆
私の場合、通常は 【一覧】 表示にしています。その上で今回、紹介したような状況によって 【詳細】 【特大アイコン】 などに切り替えています。
なお、通常の表示方法は、以下の手順で設定することができます。
◇ 通常、フォルダーを開いたとき同じ表示方法にする設定
・ 適当なフォルダを開いて「表示方法」を決めます。その
状態のままで、その開いているフォルダのメニューバー
より[ツール]?[フォルダオプション] を選択します。
※ メニューバーは「Alt」キーを押すと表示されます。
・ 「フォルダオプション」画面で「表示」タブを選択し、
「フォルダの表示」にある「フォルダに適用」ボタンを
クリックすれば、設定した表示方法が適用されます。
このフォルダー表示の設定方法は Windows XP のころと変わりません。
基本的には、自分が使いやすい表示方法を使えばいいので、表示方法をあまり変更したことがなければ、いろいろと試してみるといいでしょう。
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