Office 2010 では「貼り付け」に機能追加されたようですが?
「貼り付け」の前に、どんな感じになるか確認できる機能です。
マイクロソフト社いわく、Office のリボンで最も利用される「タスク」は「貼り付け」なのだそうです。
◆ コピー/貼り付けのエクスペリエンスが大幅に改善(Microsoft)
※ ここで「エクスペリエンス」は「使い勝手」といった意味でしょう。
この記事で面白いのは、ズバリこの部分です。
"平均的なビジネス パーソンは、月に約 300 回コピー/貼り付けを行っているといわれます。しかしながら、その後に行われる操作でもっとも多いのが「元に戻す」です。"
つまりコピーした情報を貼り付けてみたものの、その結果に満足できず「元に戻す」操作をする場合が多い、ということのようです。
確かにワードやエクセルは賢くなりすぎて、単純に文字(テキスト)を貼り付けたつもりが、コピーした文字の修飾情報(サイズや色など)も貼り付くため、期待とは違う結果になることがあります。
そんな時、以前から「貼り付け」たあと
・ 元の書式を保持
・ 貼り付け先の書式に合わせる(一致させる)
という選択ができる機能がありました。
※ 「元の書式」を保持した場合
※ 貼り付け先の書式に合わせた場合
それが Office 2010では「貼り付け」の前に、実際に仮表示させながらどんな感じになるかプレビューできるようにしています。
しかも「元の書式を保持」と「貼り付け先の書式に合わせる」の2種類だけでなく「書式だけ」「罫線なし」「図として貼り付け」など、コピーしたものに応じて様々な形式でプレビューが可能になっています。
表をコピーして「行列を入れ替える」といったことをプレビューできるのも便利です。あとは実際に使っていただければ分かると思います。
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Office 2007 から導入され、多くの操作で、確定する前にどんな感じになるかを「プレビュー」できるようになったのは便利だと感じます。
特にシートやドキュメントを完成させるときに、いろんな修飾をしたい、綺麗に仕上げたいときなどは選びやすくなったと感じます。
そして今回は、その「プレビュー」機能がよく使われる「貼り付け」の操作にも導入されたという理解でよろしいかと思います。
最初に紹介したページの解説が泣かせてくれます。
"地味な機能ではありますが、誰もが毎日使う機能が改善されたことに大きな意味があります。ぜひお試しください。"
ということなので、Office 2010 を入手したら、ぜひお試しください。
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