大切な電子メールだけをまとめてバックアップできますか?
メールソフト内でバックアップ専用のフォルダを作り、そこに大切なメールを移動させ、フォルダごと保存ができます。
ここ5年で Windows XP、Vista、7 とウインドウズがバージョンアップする中、付属、あるいは推奨する電子メールソフトも Outlook Express から Windowsメール、Windows Live メール に代わり、基本的には似ていても少しずつ変化してきました。
まず Outlook Express については「過去のメールをバックアップする方法について、すでに詳しく紹介しているので、そちらも参考にしてください。
この中で紹介されている「過去のメール」の保存場所を確認する手順が Windowsメール や Windows Live メールでは 少し変わっています。「Windows Live メール」で説明しましょう。
・ Windows Live メール を起動します。
・ 「Alt」キーを押すとメニューバーが表示されるので、そこから
「ツール」メニューから「オプション」を選択します。
・ 「オプション」画面で「詳細」タブを選択します。
・ 「詳細」タブ画面で「メンテナンス」ボタンをクリックします。
・ 「メンテナンス」画面で「保存フォルダ...」ボタンをクリック。
・ 「保存場所」画面が開き、表示される文字列が「過去のメール」の
「保存フォルダ」のある場所です。
ここまでくれば、あとは Outlook Express と同様「過去のメール」の「保存フォルダ」を開いたり、ショートカットを作成できます。
この「保存フォルダ」の名前などが微妙に違っています。
◎ Windowsメール の場合
「保存フォルダ」の名前は 「Windows Mail」
その中の 「Local Folders」 が各種メールフォルダの保存先
◎ Windows Live メール の場合
「保存フォルダ」の名前は 「Windows Live Mail」
その中の 「Storage Folders」 が各種メールフォルダの保存先
さて、メールソフトで新しくバックアップ用メールフォルダを作成する手順ですが、メールソフトの左側にあるフォルダ表示部分を使います。
※ Windowsメールは「ローカルフォルダ」、Windows Liveメール
は「保存フォルダー」と名前が違うので注意してください。
「ローカルフォルダ」(「保存フォルダー」)を右クリック、メニューより「フォルダを作成」を選択、「フォルダ名」を入力、作成する場所を「ローカルフォルダ」(「保存フォルダー」)の下に指定します。
作成したフォルダに、保存しておきたい大切なメールをドラッグで移動させますが、事前に大切なメールだけを「件名」などで並び替えして、「Shift」キーを押しながらまとめて選択するなどで一気に移動できます。
移動後、「過去のメール」の「保存フォルダ」を開き、バックアップ用メールフォルダに該当するファイルやフォルダがあるか確認します。
◆◇◆
Outlook Express の場合、メールフォルダは特殊なファイル形式(DBX)のファイルになっており、「メモ帳」などでは開けませんが、たとえば以下のフリーソフトで保存されているメールを確認できます。
◆ OEバックアップ&ビューアー
http://www.asahi-net.or.jp/~tz2s-nsmr/dbxview.html
このソフトは Windows 7 でも使えるので Outlook Express の DBX形式ファイルのままバックアップが可能です。
一方の Windowsメール、Windows Live メールは、保存フォルダを開くと個々の読み取り可能なメールファイル(EML形式)になっています。
これをフォルダごと、外付ハードディスクや CD-R にコピーすればバックアップ完了です。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。