Windows 7 で画面の拡大表示がしやすくなったと聞きますが?
ショートカットキーで「拡大鏡」をすぐに起動、拡大できます。
Windows で画面上の文字や表示が小さくて読みにくいといった場合には以前のバージョンにも「拡大鏡」というアプリケーションが用意されていましたが、お世辞にも使いやすいものではありませんでした。
◆ 使える「拡大鏡」ソフトは
特に起動するときに時間が異常にかかり、さらにデスクトップ上のアイコンの配置がずれたり、拡大画面が見たい場所を隠してしまうなど使い勝手に問題があり、便利とはいえませんでした。
ところが Windows 7 では、ずいぶん改善され、「ショートカットキー」だけでいつでも簡単に起動、拡大させることができるようになりました。
◆ 起動&拡大: [Windowsキー]+ 「+」キー
[Windowsキー]を押しながら「+」キーを押します。
1回目 「拡大鏡」が起動とともに 200% へと拡大。
2回目以降 100% 刻み 1,600% まで拡大できます。
キーを押し続けると 1,600% まで連続的に拡がります。
◆ 縮小: [Windowsキー]+ 「-」キー
[Windowsキー]を押しながら「-」キーを押します。
100% 刻みで 100% まで縮小可能。原寸以下は無理。
キーを押し続けると 100% までどんどん縮小されます。
◆ 終了: [Windowsキー]+「Esc」キー
[Windowsキー]を押しながら「Esc」キーを押します。
「拡大鏡」が終了し、拡大中なら 100% に戻ります。
◎ 前回、300% 以上に拡大した状態で終了させた場合、
次の起動時は前回終了時と同倍率で再開されます。
◆ 移動: [Ctrl] + [Alt] +「矢印」キー
[Ctrl] と [Alt] キーを同時に押しながら上下左右の矢印キーを押すと矢印の方向に拡大表示を移動できます。
これだけ[Windowsキー]ではありませんが便利なのでひとまとめにして覚えておきましょう。
◎ パソコンによって画面の表示方向が切り替わったり、
この操作が使えない場合もあるのでご了承ください。
「拡大鏡」は、ほかの人にパソコンの画面を見せるときに、見やすいように拡大してあげたり、プレゼンテーションなどでも簡単に拡大して強調したいときなどにとても便利です。
ほかにも以下のようなショートカットキーもあり、プレゼンで使うときは事前に確認しておくといいかもしれません。
[Ctrl] + [Alt] +「Space」 拡大するエリアを事前に表示する
[Ctrl] + [Alt] +「F」 全画面表示モードに切り替える
[Ctrl] + [Alt] +「L」 レンズ モードに切り替える
[Ctrl] + [Alt] +「D」 固定モードに切り替える
[Ctrl] + [Alt] +「I」 色を反転する
[Ctrl] + [Alt] +「R」 レンズのサイズを変更する
ちなみに「+」キーは「テンキー」がなくても、普通のキーボードで「;」を入力するキーを使えば大丈夫です。「Shift」キーを同時に押す必要もありません。まずはどんな感じか試してみましょう。
◆◇◆
一応、「拡大鏡」を「スタート」メニューから起動する場合の流れも紹介しておきます。
「スタート」-「すべてのプログラム」-「アクセサリ」
-「コンピュータの簡単操作」-「拡大鏡」
ここから「拡大鏡」の「ショートカットアイコン」をデスクトップに作っておく、というのもキーボードが使いにくい状況では使えます。
それでも、やはり圧倒的に「ショートカットキー」が便利なので
[Windows キー] に 「+」で拡大、「-」で縮小、「Esc」で終了
という操作キーを覚えて、ぜひ使ってみましょう。
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