Windows 7 では操作性が向上したと聞きましたが?
デスクトップ上で開いたウインドウの操作に新機能が加わりました。特に「スナップ」機能は便利です。
Windows 7 の新機能が便利かどうかは利用者の主観も寄りますが、私は新しいウインドウ操作の中でも「スナップ機能」は特に気に入っており、ほぼ毎日、普通に使っているので、まずはそれを紹介しましょう。
【スナップ機能】
開いているウィンドウのタイトルバーをデスクトップ画面の端までドラッグすれば、そのウインドウのサイズが自動的に調整される機能
・ 開いているウインドウの一番上にある「タイトルバー」の適当
な部分にマウスポインタを合わせ、左ボタンをプレスしながら
ウインドウをデスクトップ画面の上か左右にドラッグします。
・ ドラッグしてポインタが画面の端に当たった瞬間にウインドウ
のサイズが以下のように自動調整されます。
- 画面の上辺に当てると最大化サイズ
- 左辺に当てると画面左半分のサイズ
- 右辺に当てると画面右半分のサイズ
たとえば左辺に当てるとこんな感じ
・ ドラッグしたままで自動調整された状態が「こんな感じです」
と事前に表示(プレビュー)されるので、その結果でよければ
左ボタンのプレスをやめるとサイズが固定されます。
・ この操作によって最大化、右半分、左半分になったウインドウ
のタイトルバーを再度、ドラッグして、デスクトップ画面の端
からウインドウを離すとサイズが「元のサイズ」に戻ります。
さすがに文字だけの説明では分かりにくいので、以下の紹介ページには動画もあるので、より理解したい方はぜひ参考にしてください。
◆ Windows 7 の機能 - Snap (Microsoft Windows)
「スナップ機能」の使い方として、たとえばメールを読みながら、紹介されているホームページアドレス(URL)をクリックして、そのページを効率よく Webブラウザ(Internet Explorer など)で見たいとき
・ メールが表示されているウインドウを左側にスナップ
・ Webブラウザのウインドウを右側にスナップ
して左右に表示させておけば、順番に読む場合も、あとでまとめて読む場合にも効率的にできて便利です。
※ 最近は「ワイド画面」をディスプレイ採用したパソコンが増え、
画面の左右で半分サイズに自動調整できるのは便利です。
実は Windows 7 以前のウインドウズでも複数のウインドウを選択して、均等に並べて表示させる操作手順があり、以前、このコーナーでも紹介しましたが「スナップ機能」のほうが直観的で便利だと感じています。
そういう意味からも、もっと早く導入して欲しかった機能です。
◆◇◆
実は「スナップ機能」には「タイトルバー」の部分をドラッグする以外にもあって、ウインドウの上か下の境界部分にポインタを合わせ、そのポインタが両端矢印のアイコンとなった状態で実行できます。
その「両端矢印」アイコンの状態で左ボタンをプレスし、ウインドウのサイズを縦に伸ばすようにドラッグして、デスクトップの端にポインタが届いたときにウインドウが上下に拡大され、自動的にデスクトップの高さいっぱいのサイズになります。ウインドウの幅は変わりません。
※ 上下に長く続くメールやサイトのページを画面の縦幅いっぱいに
広げて見たい場合があるので、そんなときには使える操作です。
ということで「スナップ機能」はとても有効で気に入っているのですが、ひとつだけ、些細なことですが個人的に不満な部分があります。
それはウインドウを上辺にドラッグして最大化、左辺では左半分、右辺では右半分、なのに下辺に当てても最小化しない意味が分かりません。直観的な操作方法というのは、そういう一貫性が大切です。
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