インターネットの表示速度が遅くなった

ときどき「インターネットの速度が遅くなった」という質問が届きます。インターネット接続のトラブルかと確認すると、そうでもありません。

大部分は「Internet Explorer（IE）」で Webサイト を開く速度が遅くなった、ということであり、インターネット接続自体の問題というより、「IE（Webブラウザ）」や Webサイトに問題があるといえるでしょう。

　
Webサイトには新しい技術やサービスが次々と追加導入されており、同じサイトでも更新され、機能が追加され、より便利になる一方、新機能を快適に動かすには「最適化」された Webブラウザ が必要になります。

にもかかわらず、IE6 はそういった新しい技術を最適に、高速で動かすことができず、以前より遅くなったと感じる場面も増えているのです。

　
そこでまず IE6 を使っている人には IE8 へのバージョンアップを検討してみてはいかがでしょう？という回答をするようにしています。

◆ Internet Explorer 8 ホーム ページ
http://www.microsoft.com/japan/windows/internet-explorer/

マイクロソフト社自身が「高速化」したことをアピールしていますから、少なくとも IE6 と比べたら、間違いなく格段に高速になっています。

◆ IE 8 は Google Chrome、Firefox よりも高速
　　MS が独自テストの結果を発表（ITmedia News）
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/13/news030.html

独自テストなので「話半分」にしても、IE6 よりは高速になっています。
　
それでも IE8 にすると、IE6 では問題なかったサイトがうまく開かないといったトラブルもあるので、あまり積極的に勧めることもできません。

　
そこで IE8 へのバージョンアップが難しい場合、とにかく Webページを高速で開きたいのであれば Google Chrome の導入も検討の価値ありです。

◆ Google Chrome（グーグル・クローム）
http://www.google.com/chrome/intl/ja/landing.html

「Google Chrome」はダウンロードやインストールも短時間で、すんなり使い始めることができ、そして何よりも『高速表示』が魅力です。

　
さらに「Google Chrome」は最大手検索サイト Google が開発しており、潤沢な開発資金と優秀な技術者によって今後も改善、進化が期待できます。

　
◆◇◆

最近、しばしば『予備のブラウザ』として紹介している「Firefox」ではどうかという質問もありますが、「Firefox」もかなり高速化されており、共に無料なので実際に試して、気に入ったら使えばいいでしょう。

◆ 「ファイアフォックス」を予備のブラウザに
https://www.724685.com/weekly/qa061220.htm

※ Firefox は豊富なプラグインによる拡張性も魅力です。

　
ほとんど IE しか選択肢がなかった時代が過ぎ、現在は第二次ブラウザ競争と呼べるほど、各種 Webブラウザの開発や改善が活発です。

より便利で、高速なものが登場する可能性があるので期待しましょう。