昔のレコードやカセットテープの音源をデジタルデータにしたり、パソコンや携帯デジタル音楽プレーヤーで再生できますか?
パソコンでも取り込めますが、専用レコーダーも登場しています。
以前、「語ろ具」というコミュニティサイトで、古いカセットテープに録音している曲を「USBサウンドアダプタ」を使って、アナログデータからデジタル信号に変換してパソコンに取り込む方法を紹介しました。
その「語ろ具」が 2010年3月末で公開終了となるため、私の執筆した記事を「なにパソ.com」内に移転し、保存&公開することにしました。
◆ 「語ろ具」執筆記事
┗◇ 音楽漬けの日々を取り戻せ
(1) パソコンで音楽を聴く
(2) 「iTunes」で音楽武装
(3) 古いテープをデジタル化
(4) 「iPod」が拡げる音楽生活
(5) デジタルカルチャー教室
興味のある方は、ぜひ一度、お読みになってみてください。
特に「古いテープをデジタル化」という記事では、パソコンに取り込む方法やコツなどを分かりやすく紹介したつもりなのですが、読み返してみると、パソコンやオーディオ操作が苦手な人には辛いかもしれません。
配線は USBケーブル で パソコン と「USBサウンドアダプタ」をつなぎ、その「USBサウンドアダプタ」と「カセットプレーヤー」の音声出力を普通に市販されているのオーディオケーブルでつなぐだけで簡単です。
それでも、付属している音楽を取り込み、データを変換したり編集する専用ソフトの操作や、録音時の入力レベルの調整、録音後のノイズ処理、曲ごとのデータ分割や情報入力などは、あまり簡単とはいえません。
そこで、最近ではパソコンを使わないで、古いレコードのアナログ音声をデジタルデータに変換して「CD-R」に直接、録音(記録)できる製品などが登場しており、その紹介記事を今回は追加公開しています。
ここで紹介したのはティアックから発売されている「LP-R400」ですが、昔の大切なレコードを持っているのに、それを聴くためのプレーヤーが手元にない、という場合にも最適の商品かもしれません。
◆ ターンテーブル付き CDレコーダー LP-R400:TEAC
http://www.teac.co.jp/audio/teac/lpr400/
同様の機能を持った安価な商品も通販などで見かけるのですが、今回はオーディオメーカーとして安心感のあるティアック製品を紹介しました。 ただし、この商品はカセットテープの再生はできません。
◆◇◆
昔のレコードやカセットテープの音源をデジタルデータで保存するには取り込むだけでも実際の曲と同じ時間がかかりますし、ノイズの処理や曲データを編集していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そのため「復刻盤CD」が発売されていたり、ダウンロード販売で入手ができる曲なら、時間的にも音質的にも買い直したほうがいいかもしれません。大手レンタルCD屋にないか探すのも選択肢です。
それでも CD化されていなかったり、入手不可能な音源だったりすると、それをデジタル化して劣化しない状態にして保存する価値はお金や時間に代え難いものです。レコードの傷さえ思い出の一部の場合もあります。
若いころに好きだった曲を実際に聴きながら、ゆったりデジタル化して保存する作業は、ある意味、最高に贅沢な時間といえるでしょう。
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