集計表を作成するには「エクセル」を勉強するしかないのでしょうか?
やはりマイクロソフト社の「エクセル」が定番中の定番ですが、「OpenOffice.org」の「Calc」なども検討の価値はあります。
集計表を作成するには、どのソフトウエアを勉強すればいいですか?と初心者の方に聞かれたら、やはりマイクロソフト社が販売している定番の「エクセル(Microsoft Office Excel)」を紹介しています。
◆ Microsoft Office Excel(Microsoft Office Online)
http://office.microsoft.com/ja-jp/excel/
特に以下の条件であれば迷わず「エクセル」をお勧めしています。
・ いままで表計算ソフトを使ったことがなく、勉強が必要な場合
・ 仕事として使う予定で、相手とファイルで交換をする場合
・ お持ちのパソコンに最初からインストールされている場合
とにかく「集計表を作成するソフトウエア(表計算ソフト)」の市場は「エクセル」がほぼ独占しているため、利用経験者も多くて聞きやすく、書店に参考書、ネット上にも情報がたくさんあるので勉強しやすいです。
さらに仕事で使うとなると「エクセル」で作成したファイルを交換して使うのが一般的で、他のソフトでは表示が崩れるなど使いづらいです。
それでも、もし仕事での利用ではなく、個人的に少し使ってみたいだけなら「エクセル」の価格は高いです。お持ちのパソコンに最初から付属していない場合、新規に「エクセル」だけ買うと2万円以上もします。
Microsoft Office Excel 2007 マイクロソフト 2007-03-02 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
※ もちろん「エクセル」は非常によくできたソフトウエアで、2万円
以上の価値があると私は思いますが、使いこなせた場合です。
仕事でも使わないような高度な機能まで満載されています。
そこで、仕事で使うのでなく、ちょっとした集計表を作成したいだけで、しかも手持ちのパソコンに「エクセル」が入っていないような場合は、フリーソフトの「OpenOffice.org」を試してみてもいいでしょう。
◆ 窓の杜 - OpenOffice.org (統合オフィス環境)
https://www.724685.com/maga/jump/090715/OpenOffice/
※ もちろん、いつものようにフリーソフトのインストールや利用に
伴うトラブルがあっても「自己責任」で対処をお願いします。
この「OpenOffice.org」は、表計算ソフトの「Calc」、ワープロソフト「Writer」、プレゼンソフト「Impress」など6つのソフトで構成され、「Microsoft Office」との操作性やデータの互換性もあるのがポイントであり、「ワード」や「エクセル」のファイルも読み書きできます。
「パワーポイント」のファイル(*.ppt)も開くことができます。
「エクセル」を使ったことがない人には、いきなりは難しいかもしれませんが、多少でも「エクセル」をいじったことがあれば、関数の利用やグラフの作成など、ほとんど遜色ない機能を無料で使うことができます。
◆◇◆
最近ではノートパソコン本体が5万円を切る、いわゆる「ネットブック(ミニノート)」も人気なので、そこに追加で何万円もする「ワード」や「エクセル」を買ってまでインストールするかは悩んでしまいます。
そんなときには、渡された「ワード」や「エクセル」のファイルを開き、内容を確認したり、ちょっと使うだけなら「OpenOffice.org」で充分です。
実はマイクロソフト社が「Microsoft Office 2007」で新しく「リボン」や「Officeボタン」などで使い勝手を一新したのは「OpenOffice.org」のようなソフトに真似されないようにする目的もあったと聞いています。
もちろん、それでも「OpenOffice.org」が「Microsoft Office」を逆転するとは考えにくいですが、おもしろい調査結果も出ているようです。
◆ OpenOffice.org を業務で使っているのは19.2%、
Microsoft Office は半数以上が 2003 (ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20090708/333446/
とにかく独占は競争を生まなくなり、利用者の視点に立った商品作りや料金設定を忘れてしまいがちです。マイクロソフト社には独占しているからこそ豊富な開発資金もあるので、もっと頑張って欲しいです。
「なにしろパソコン」では記事内に Amazon や 楽天 が販売する商品へのリンクや画像を掲載することがあり、そのアフィリエイトリンクを経由して商品の購入があったときに販売元から広告収入を得る場合があります。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。