突然、パソコンの電源が落ちるのですが、原因は分かりますか?
何のメッセージもなくシャットダウンする場合、高熱によるダウンも考えられます。
ときどき「突然、パソコンが落ちる(シャットダウンする)」という症状を相談されることがあります。
もちろん、正確なことは診断しなければ分かりませんが、原因として多いのは高熱によるダウンです。
パソコンは機種にもよりますが、高性能の CPU や ハードディスクなど長時間、連続作業やゲーム、動画再生などをしていると、手で触れられないほど高温になり、さらにいくと電源が落ちてしまう場合があります。
その防止のため、パソコンには冷却ファンが内蔵されていますが、ファンの調子が悪かったり、故障で止まっていたり、通風口がゴミや障害物でふさがったりすると想定外の高温になります。
そこで、まずは以下の点を確認してみてください。
- パソコンを熱がこもりやすい場所に設置していないか、障害物が周りにないか、特に通風口がふさがれていないかをチェック。設置場所を移動させたり、周りのものを片付けてみましょう。
- 通風口がゴミなどで詰まっていないか確認して、取り除けそうな場合は掃除して通風を確保しましょう。パソコン本体を開くことができる機種なら、ゴミや汚れを取り除いてあげましょう。
- パソコンが熱いのに内蔵の冷却ファンから「ブーン」と回転音が聞こえなければ故障している場合もあるので、買って数年程度のパソコンであれば修理を依頼したほうがいいかもしれません。
とりあえず「高温」が落ちる原因か確認するには「冷却パッド」などでパソコンの熱を逃がせばダウンしなくなるか確かめることはできます。
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一方、冷却によってダウンしなくなるということは内部が異常を起こすくらい高温の状態という証拠です。電源が落ちるとハードディスクなど、別の故障につながる可能性も高いので、修理や買い替えも選択肢です。
◆◇◆
冷却ファンでパソコン内部の空気を外に排出するということは、一方でどこからか外気を吸い込んでいることになります。そのときに空気だけでなく、当然、ホコリや湿気もパソコンの中に取り込んでしまいます。
そのホコリや湿気がパソコン内で「汚れ」となってこびり付き、ファンを故障させたり、通風口をふさいでしまうこともある、ということです。パソコンのフタを開けると内部の汚れに驚く場合は少なくありません。
一般的なデスクトップ型のパソコンは比較的、簡単に本体を開くことができるので、1年に一度くらいはフタを外して、内部のホコリやゴミを掃除機で吸い取ったり、エアダスターで吹き飛ばしてもいいでしょう。
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もちろん、パソコンは精密機械なので、フタを開けることでトラブルが発生する可能性もあります。データのバックアップを取って、電源も完全に切ってから「自己責任」で慎重に掃除しましょう。
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