デジタルカメラで撮影した写真画像を少し加工したいのですが。
付属のソフトウエアもいいですが「JTrim」がお手軽で便利です。
以前、画像ファイルを素早く開いて画面表示でき、簡単な加工もできる便利なフリーソフトとして「IrfanView 日本語版」を紹介しました。
いまでも「IrfanView」は編集長の愛用ソフトですが、デジタルカメラで撮影した写真の画像ファイル(主に JPEG 形式)をお手軽に加工するためには少し機能が物足りないかもしれません。
そういう方には、これまたオンラインソフト紹介サイト「窓の杜」にも掲載されている「JTrim」を紹介しています。
◆ JTrim(レタッチ・加工 < 画像・デジカメ < 窓の杜)http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/picedit/jtrim.html
この「JTrim」も「IrfanView」に負けないほどシンプルで、立ち上がりも早く、ツールバーのボタンで画像の回転や切り抜き、サイズ調整など素早くできてしまうので、ブログで写真を公開するときなどに便利です。
ほかにも「JTrim」の楽しい処理機能として
■1.楕円形や角を丸くした長方形の形で「切り抜き」可能
・ 切り抜きたい範囲をマウスの左ボタンを押しながら対角線上に
ドラッグすることで編集範囲が表示されるように設定します。
・ メニューバーから「イメージ」-「円形切り抜き」、あるいは
「角丸切り抜き」を選択することで加工がおこなわれます。
→ 単に切り抜くだけではなく、枠線や立体枠をつける設定も
あるので、できあがった画像をワードやパワーポイントの
素材として、そのまま使うことができます。
■2.自動調節で光量のバランスが悪い写真を整える
・ メニューバーで「カラー」-「ヒストグラム」-「ノーマライズ」
を選べば、のっぺりとした白っぽい写真画像を少しメリハリの
付いた写真に変換することができます。
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・ 先ほどの「ノーマライズ」の代わりに「イコライズ」を選べば、
明るいところと暗いところとのバランスの悪い写真画像も調整
することができます。
■3.「渦巻き」や「鉛筆画」など面白い加工が可能
・メニューバーから「加工」メニューに表示される各種フィルタ
をいろいろ試してみるだけでも楽しいものです。
◎加工直後なら「元に戻す( Ctrl+Z )」操作も簡単ですし、
保存しなければ大丈夫なので、いろいろ試してみましょう。
「JTrim」は人気があり、愛用者たちが実例を含めて加工方法を紹介しているサイトがいくつもあります。以下のサイトなどがわかりやすくていいでしょう。
◆ Enjoy JTrim
http://www5f.biglobe.ne.jp/~ayum/gazouhenkan/jtrim/
残念ながら「JTrim」は Windows Vista には正式対応していませんが、作者ページでは「おおむね良好に動作」すると報告されています。
◆ JTrim ? WoodyBells
http://www.woodybells.com/jtrim.html
私の2台の Windows Vista でも動いています。あとはいつものようにフリーソフトは自己責任が原則となりますが、レジストリもいじらないので「JTrim」を導入しても問題が起きることは少ないでしょう。
◆◇◆
「JTrim」以外にもグーグルが公開中の「Picasa(ピカーサ)」などが人気です。まずは、パソコンの中にあるすべての画像ファイルの一覧が表示できるようにした上で、いろんな画像処理をすることができます。
◆ Picasa (画像閲覧・管理 < 画像・デジカメ < 窓の杜)
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/picviewer/picasa.html
それでも「Picasa」はインストール直後に画像ファイルを読み込むのに時間がかかったり、その分、パソコンの内蔵メモリーが不十分なときは「重たい」と感じることがあるので、私は常用していません。
一方で、デジタルカメラを購入時に付属してきたソフトウエアもいいのですが、やはり時間がないときや、ちょっと加工を加えたいときなどは「JTrim」の手軽さは魅力です。用途で使い分けるといいでしょう。
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