「データ通信カード」ってなんですか?
ノートパソコンや携帯端末につないで外出先でもインターネットが使える無線通信装置です。様々な機種や料金プランがあります。
「データ通信カード」とは、PHS や携帯電話の回線を使って、データを無線で送受信できるカード形状の装置です。この装置をノートパソコンや携帯端末に装着することで自宅やオフィス以外の場所でも、外出先でいつでもインターネットに接続、利用できる環境が手に入ります。
実は3年前にも「データ通信カード」の記事を書いたのですが、当時はPHS 回線を使ったものが主流で、通信速度も「最大 128kbps」といったレベルでしたが、それでも電子メールなどの利用には便利でした。
ところがここ数年で 携帯電話回線 を使ったものが主流となり「最大で7.2Mbps」といった高速接続サービスも登場しており、普通のWebページを利用する程度であればストレスのない接続が可能になってきました。
そのためか「データ通信カード」ってなんですか?という質問も増えてきたため、今回、再度、取り上げてみました。
もちろん、利用するには携帯電話回線会社のデータ通信サービスに契約する必要があるのですが、有名な「ドコモ」や「au」だけでなく、このデータ通信サービスについては「イー・モバイル」が頑張っています。
◆ NTTドコモ データ通信 サービス・機能
http://www.nttdocomo.co.jp/service/data/
◆ モバイル通信 au by KDDI
http://www.au.kddi.com/service/mobile/
◆ イー・モバイル http://emobile.jp/
「イー・モバイル」は 2007年に他社に先駆け、携帯電話回線を使ったデータ通信サービスを「定額料金」で展開。開始当初はサービスエリアも限られていましたが、現在では広いエリアで利用可能になっています。
※ それでも導入する場合はサービスエリアの確認は欠かせません。
→ サービスエリア http://emobile.jp/area/area.html
私も現在は「イー・モバイル」と契約していますが、東京都内の出張はもちろん、名古屋や大阪、福岡、仙台といった出張時にも利用しており、重宝しています。特に新幹線での移動中にも使えたのは便利でした。
◆◇◆
そんな「データ通信カード」ですが、現在、ブームとなっている10万円以下のミニノート(いわゆるネットブック)には「PCカードスロット」が付いていない機種が多いので「USBモデムタイプ」も増えています。
さらにネットブック購入時に「データ通信カード」の長期契約をするとパソコン本体が100円で購入できるという「100円パソコン」などの販売手法が人気で、火付け役の「イー・モバイル」は加入者が増えています。
◆ 100円でEee PCが買える!そのカラクリとは?
http://ascii.jp/elem/000/000/149/149214/
※ 「100円パソコン」では毎月「データ通信」の使用料が上乗せ
されていたり、2年間継続する制約があったりするので、値段
に惑わされず、きちんと条件を確認してから契約しましょう。
「データ通信カード」は、いろんな会社から、いろんな種類、料金体系で提供されており、さらに今後も新しいサービスが登場してきます。
もし利用を検討する場合は、家電量販店などで実物を見ながら、自分の必要度や使用頻度などを想定した上で契約することをお勧めします。
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