インターネットでクレジットカードを使うのが不安です。
「利用明細書」をきちんとチェックすることが大切です。
インターネットで商品やサービスを購入するとき、クレジットカードで支払いできるのはとても便利です。一方で、入力したカード情報が知らないうちに流出して悪用されないか、と不安になる気持ちも分かります。
そこで、クレジットカードの質問を受けたときは、私はいつもこう説明していますので、よかったら参考にしてください。
クレジットカードは信頼できるサイトだけで使い、利用明細書 |
クレジットカードの「クレジット(Credit)」とは英語で「信用」という意味であり、カード会社がお客様と契約し、カードをお持ちのお客様を信用して、使った代金を「立て替え払い」してくれます。
つまり、お客様が実際に料金を支払う(多くは銀行から引き落とされる)のは、あとから届く「利用明細書」で内容を確認し、実際に使ったものだけ払えばいいので「利用明細書」を毎月、確認しておけば、万が一、悪用されたとしても、被害は最小限に抑えられます。
もちろん、自分の不注意でカードを紛失し、そのまま忘れていたり、さらに「利用明細書」も確認せず、不正使用に気づかずに何ヶ月も放置していれば別ですが、普通に使っていれば安全な仕組みです。
心配があるとすれば、この『「利用明細書」をきちんとチェックする』ということをしない人です。「利用明細書」の封も切らずに放置し、そのくせ何ヶ月もあとになって、「この引き落としは何だ!?おかしい!!だから信用できない」と文句をいうような人も確かにいます。
ただ、厳しい言い方ですが、これはクレジットカードが危険というより、利用者のカード管理の問題、といったほうが正しいと思います。
「この内容でよければ引き落としますが、よろしいですか?」という通知を読まないのではクレジットカードのメリットがありません。
◆◇◆
ということで、クレジットカード自体は安全な仕組みですが、使う人がいい加減であれば、使いすぎで支払えなくなったり、怪しげなサイトと知っていながら、カード情報を入力してトラブルになったりします。
◆ クレジットカードって使って大丈夫?(今週のQ&A)
https://www.724685.com/weekly/qa030423.htm
本来、クレジットカードは、現金やキャッシュカードと比べて「後払い」になる分、お得で安全なのです。だからこそ欧米では高額の現金を持ち歩かないでクレジットカードでの生活が普通になっているのです。
以下のページには、クレジットカードに関する情報や賢い利用法などが書かれているので、ぜひ一度、お読みになってみてください。
◆ JCCA 日本クレジットカード協会
┃ http://www.jcca-office.gr.jp/
┗◇ インターネットでのカードご利用の際のご注意
http://www.jcca-office.gr.jp/syouhisha/card09.html
それでも心配な人は「利用限度額」を買い物で使うギリギリまで下げて設定したり、インターネット経由での不正使用にも、きちんと対応して請求を取り消すと明記しているカード会社を選ぶといいでしょう。
◆ 「JCBでe安心」制度 http://www.jcb.co.jp/life/e_anshin.html
◆ UFJカードネットセーフティサービス(UFJカード)
http://www.ufjcard.com/security/netsafety.html
最近ではポイントがたまったり、いろんな特典もあるので、注意点だけ押さえておけば、これほどインターネットでの買い物に便利な仕組みはありません。正しい知識で管理して、上手に使っていきたいですね。
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