地上デジタル対応テレビへの買い替え時期

質問数年後の地上デジタル放送への切り替えでテレビの買い替えを検討中ですが、いつ頃がベストでしょうか?できれば買い替えたくないのですが、そもそも買い替えのメリットはあるのでしょうか?

回答「欲しいと思ったときが買い替え時」と答えています。

アンテナで受信しているテレビ放送が、現在のアナログ放送から2011年夏に地上デジタル放送に切り替わる、ことはCMや報道を通じて、徐々に知られてきましたが、まだまだ説明不足の状態です。

◆ 地上デジタルテレビ放送のご案内(総務省)
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/whatsnew/digital-broad/

   
その背景がぼんやりとした中で、大画面の液晶やプラズマテレビが人気ということもあり、現在使っているテレビを早いうちに買い替えないといけないと錯覚しそうですが、決して、そうではありません。

もちろん、お使いのテレビの使用年数や画面サイズ、そして不調な部分はあるのか、さらにはアンテナ受信なのか、ケーブルテレビ回線なのかなど、詳細を確認しないと正確なアドバイスは難しいです。

それでも、編集長はパソコンやデジタル家電で「買い替え時」の相談をいただくときは『欲しいと思ったとき』と答えるようにしています。

  
その理由は以下の通りです。

 1.すぐにまた「値段が下がる」「次の製品が登場する」と
   考えて先延ばししていたら、いつまでも買えない。

 2.1日でも早く買ったほうが、1日でも早く楽しめる。

 3.「欲しい」と思って買った場合、直後に値下がりしたり、
   新機種が出たとしても、ある程度は自分で納得できる。

これはデジタル放送に対応したテレビの買い替えでも同じことです。ただし、地上デジタル放送の受信エリアは確認が必要です。

  
つまり、現在のテレビに特に不調も不満もなく、まだ数年は使えそうであり、そしてなにより「できれば買い替えたくない」と考えているなら、慌てて買い替えはしないことをおすすめします。

これからも大画面液晶/プラズマテレビは、毎年、着実に値段が下がりますし、高機能化や省電力化も進みますから「2011年夏の地上デジタル放送への切り替え」のことは気にしないで、とにかく欲しくなるまで、あるいは現在のテレビが故障するまでは買い替えなくても、まったく問題はありません。

それに、2011年夏の地上デジタル放送に切り替わるといっても、その頃には1万円を切る専用チューナーも登場してくるはずで、古いテレビが全く使えなくなることはありませんので、その点も安心してください。

※ ケーブルテレビの場合も、古いテレビで視聴が可能です!


◆◇◆

もちろん大画面の液晶やプラズマテレビは大迫力で、地上デジタル放送をキレイに映せます。アナログ放送しか見たことがない人は、同じ番組をデジタル放送で見たとき、画質の良さに感心するでしょう。

さらに映画やハイビジョン番組などは大画面で見たほうが楽しいので、テレビや DVD で映画や迫力のある映像を楽しみたいなら、2011年夏を待たずに大画面テレビに買い替えても後悔しないはずです。

  
ということで、とにかくあとは自分が「欲しい」と思うかどうかだけの問題です。「欲しいと思ったときが買い替え時」ということで、抽象的なアドバイスですが、参考にしていただければ幸いです。
 

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコントラブルQ&A」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「デジタル機器&家電」のQ&A

 

同じカテゴリー「デジタル機器&家電」の用語解説

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

年別Q&A (1159 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコントラブルQ&A」ではトラブル解決のヒントなども紹介していますが、解決をお約束するものではありません。 トラブルの深刻度やご利用のパソコン環境によっては効果がなかったり、ほかのトラブルを誘発する場合もあります。そのため、作業前に大切なデータは、ご自身で必ずバックアップをおこなってください。

本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。