Windows Vista で Windowsメール を使っていますが「ピクチャ」フォルダで画像ファイルを選び「電子メールで送信する」ボタンをクリックすると Outlook が開いて困ります。
「既定のプログラム」として Windowsメール を設定しましょう。
特定のファイル、たとえば「画像.jpg」という画像ファイルのアイコンをダブルクリックすると決まった画像処理プログラムでファイルが開くのは「ファイルの種類がプログラムへ関連付け」されているからです。
同じように、メール本文に記入されたホームページのアドレス(URL)をクリックすると、いつも決まったブラウザで開かれたり、フォルダの「電子メールで送信する」ボタンで特定のメールソフトにファイル添付されるのは「プロトコルがプログラムに関連付け」されているためです。
Windows Vista で、この関連付けの設定や特定のプログラムで開くことのできるファイルの種類やプロトコルの設定は「既定のプログラム」というコントロールパネル画面からおこなうことができます。
たとえば Microsoft Office Outlook は使っていないので、メール関連のプロトコルで関連付けされる電子メールを Windowsメール にしたい、というときは「既定のプログラム」として設定すればいいのです。
1.スタートメニューを表示させ、右側の「既定のプログラム」
をクリックしてください。
※ スタートメニューから「コントロールパネル」を開き、
「プログラム」画面の「既定のプログラム」をクリック
しても同じですが、遠回りになるだけです。
2.「既定のプログラム」画面で「既定のプログラムの設定」
項目をクリックします。
3.左側の「プログラム」リストで「Windowsメール」を選択し、
右側に表示された「このプログラムを既定として設定する」
をクリックしたら、「OK」ボタンで閉じて完了です。」
この設定で「電子メールで送信する」をクリックして起動する電子メールプログラムが Windowsメール になっていることを確認して、設定は完了です。パソコンを再起動しておけば、さらに確実でしょう。
◆◇◆
Windows XP の場合も同様に「プログラムのアクセスと既定の設定」というコントロールパネルを使って「既定のプログラム」は設定できます。以下のバックナンバーも参考にしてください。
◆ デジカメ写真を程よいサイズでメール添付したい(06.08.16)
https://www.724685.com/weekly/qa060816.htm
ほかにも、たとえば容量の大きい写真の画像ファイルのアイコンをダブルクリックしたときに、自動で起動する画像処理プログラムの起動が遅い場合に「既定のプログラムの設定」が使えます。
「既定のプログラムの設定」を使って、画像ファイルを開くのは起動の軽いプログラムに「関連付け」の設定を変更できるのです。
「既定のプログラム」「関連付け」という考え方があるということだけでも頭の片隅にでも覚えておけば、「今週のQ&A」のバックナンバーなども参考に、必要なときに設定を変更してみるといいでしょう。
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