Excelで数字を打ち込んでいると、何かの拍子で「####」の表示になることがあります。原因と対策を教えてください。
入力した数字の表示が、セルの幅に収まらない場合に発生するので、幅を広げるのが解決法となります。
エクセルで、セルの幅に収まりきらない大きな桁数の数値を入力すると自動的に「####」という表示になります。つまりセルが「そんな大きな数字や日付は表示できないよ!」と教えてくれるわけです。
※ 3桁ずつの「,(カンマ)」区切り表示で
数字の桁数がセルの幅を越えると...。
逆に、最初はすべて数字が表示されていた表でも、セルの幅を狭くしたために収まりきらなくなった場合には「####」の表示が現れます。
そうすると対策としては、入力した数字や日付などがすべて表示されるまで『セルの幅を広げる』というのが一番、簡単で確実な方法です。
※ セルの幅は変えたくない場合は、セル内の数値のフォント
サイズを小さくする方法でもとりあえず対応できます。
セルの幅を広げる方法は、広げたいセルを含む「列」の「列ラベル」で右側の境界線上にマウスポインタを当てると「両向きの矢印マーク」が表示されるので、左ボタンを押しながら右側にドラッグします。
※ 境界線を右へドラッグか
ダブルクリックで調節。
上記の方法で、セルの幅を『手動』で調整できますが、同じく「列ラベル」の右側の境界線上にマウスポイントを当て、境界線をダブルクリックすると、入力されている数字や文字列が全部表示されるようにセル幅が自動で調整されます。
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エクセルの場合、入力作業をしているパソコンの表示画面よりも、印刷するときのほうがフォントが大きくなることが多く、画面ではきちんと表示されていたのに印刷結果は「####」になっている場合もあります。
そういうことを防ぐためにも、エクセルの表でセルの幅は表示ギリギリに設定するのではなく、少し余裕を持たせた上で、印刷する前には必ず「印刷プレビュー」機能で事前にチェックしておきましょう。
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