エクセルで日曜日の日付のセルだけを自動的に赤く表示できますか?
「条件付き書式」を使うことでいろんな工夫が可能です。
当記事は 2008年公開で、2023年の最新関連記事があります。
前回、エクセルで入力した日付が何曜日になるか自動で判断して表示できる方法を紹介しました。
◆ エクセルで日付から曜日を表示させたい
https://www.724685.com/weekly/qa070110.htm
すると今度は、「入力された日付が日曜日の場合、自動的に赤いフォントで表示できませんか?」という追加質問をいただきました。
エクセルには、セルに入力された値を判断し、ある条件と一致した場合、そのフォントやセルを設定した「書式」に自動で変えられる「条件付き書式」機能があり、それを使えばフォントの色も変えられます。
実は、以前も「セルに1行おきに色をつける方法」で「条件付き書式」は紹介していますので、ぜひ、併せてそちらもお読みください。
◆ エクセルで「1行おき」に色をつけたい (1)
https://www.724685.com/weekly/qa070110.htm
今回も「条件付き書式」の設定手順は同じで、条件の数式と、条件が真のときに使用する書式の設定をフォントの設定にすればいいのです。
1.エクセルの表で「条件付き書式」を設定したいセルを選択して
おくわけですが、今回は「A1」を選択したとしましょう。
2.メニューバーから「書式」-「条件付き書式」を選択します。
3.「条件付き書式の設定」画面が開いたら
1)「条件1(1)」の下のボックスで「数式が」を選択します。
2)「数式が」と表示された右にあるデータ入力用のボックスに
「=TEXT(A1,"aaa")="日"」と入力します。
3)「書式」ボタンをクリック、「セルの書式設定」画面を開き、
「フォント」タブを選択、「フォント」画面で選択したセル
の中で表示するフォントの「書式」を設定して「OK」ボタン
をクリック。今回は「色」を「赤」にすればいいわけです。
4)「条件付き書式の設定」画面で「OK」をクリック。
4.これでセル「A1」に入力した日付が日曜日なら、赤いフォント
で表示されるかどうか確認してみましょう。
調子に乗って土曜日なら青く表示したい場合、「条件付き書式の設定」画面には「追加>>」ボタンがあるので、それをクリックして「条件2」の数式を 「=TEXT(A1,"aaa")="土"」 にして「書式」の設定でフォントの色を今度は「青」に設定すればいいわけです。
日曜日かどうか判定する条件式は 「=TEXT(A1,"aaa")="日"」 以外にも日付に対応する数字を7で割った余りが1の場合、日曜日と判定できるので 「=MOD(A1,7)=1」でもいいですし、同様の定義の「WEEKDAY関数」を使って 「=WEEKDAY(A1)=1」 を使っても同じ結果になります。
ここで大切なのは、同じ結果になるとしても、やり方はひとつではない、つまり方法は違っても、結果が希望通りなら問題ないということです。
◆◇◆
ここまでくると次は祝日も赤く表示したいとか、指定しておいた記念日のセルには色を付けたいとか、いろんなことを試してみたくなります。
たとえば祝日を一覧のように別のシートに連続して入力しておき、その範囲に「祝日」といった名前を付けておけば「COUNTIF関数」を使って、「祝日」の一覧に「A1」と一致した日付けがあるかを判定できます。
その場合の条件式は 「=COUNTIF(祝日,A1)>0」 となります。この条件を「条件付き書式」に加えることで祝日のときの書式を設定できます。
といった具合にエクセルでは「関数」や「条件付き書式」でいろいろなことができます。
これ以上、詳細に紹介しはじめると『エクセル教室』になってしまうので、「こんなこともできるよ」という程度にしておきます。
あとはあなたのアイデア次第!です。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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